大阪府立大学大学院 工学研究科 博士前期課程をこの3月に修了した河田 晟生（かわた あきお）さん（岡山県笠岡市出身、私立金光学園高等学校卒業）が、2019年3月22日～24日に東京で開催されたJCMA主催の「The JAPAN CUP 2019」のコンテストにて「ゴールド・アワード（金賞（1位））」と「ピープルズ・チョイス・アワード（観客投票1位）」の2冠を獲得しました。

河田さんは大学院工学研究科 物質・化学系専攻 化学工学分野 装置工学グループに所属し先月修了（卒業）。マジックは、学生団体の奇術部への入部をきっかけに始め、数々の大会に出場し、腕を磨いてきました。大学院進学後も勉学とマジックを両立し、修了式（卒業式）前日に金賞受賞という快挙を果たしました。

Akioさんの受賞コメント

マジックを始めた頃からずっと憧れていた夢の舞台に自分が出場できるというだけで大変興奮していましたが、さらに金賞と観客投票1位のダブル受賞を達成でき、「日本チャンピオン」という肩書きを頂いたことに、驚きと感動で胸がいっぱいです。

これまでに何度も挑んでは負けてを繰り返してきましたが、その度ごとに「次こそ僕が優勝する。そのためにはどうしたらよいか」と考えブラッシュアップを続けてきました。
それが遂に実を結んだかのように感じられました。負け続けることは大変苦く、闘志がブレかけたこともありました。

しかし、これまでの負け続けた戦いがあったからこそ、今回の成果を得られたと確信しています。
修士論文の執筆と並行して大会の演目を作り上げることは想像以上にハードではありましたが、「やると決めたからにはやり遂げる」の精神で両立させ、悔いのない準備を完遂することができました。

また準備にあたり、沢山のマジシャンの方々に助言を頂き、多くの時間を割いて稽古に付き合って頂きました。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。

今回の優勝を経て新たなステップに進めたことは大変嬉しいですが、ここで慢心せず、更なる高みに向けて歩み続けるつもりです。また、微力ではありますが、後進の育成にも尽力したいと思います。

「The JAPAN CUP 2019」のコンテストとは

毎年3月に東京で開催されるJCMA（NPO法人 日本クロースアップマジシャンズ協会）主催の国際大会。同年度に行われた国内大会「Challengers’ LIVE」で金賞を獲得したマジシャンに参加資格が与えられる。

優勝者は日本チャンピオンの称号を獲得し、成績上位者は日本代表選手としてマジックのオリンピックFISMのアジア大陸予選に出場できる。

関連リンク

• プロマジシャンで本学大学院生の河田晟生さんが、日本代表としてマジックの国際大会に出場！（2018年11月7日 プレスリリース）
• JCMA Webサイト