大阪府立大学

大阪府立大学オープンカレッジが平成29年度「障害者の生涯支援活動」に係る文部科学大臣表彰を受賞―知的障がいがある方の学びの場を提供―

更新日:2017年10月17日

公立大学法人大阪府立大学は、学生有志が知的障がい者の方々に対し教育を受ける場の提供を目的に企画・運営を行っている「オープンカレッジ」について、平成29年度「障害者の生涯支援活動」に係る文部科学大臣表彰を受賞しました。

なお、この文部科学大臣表彰は障がい者の生涯を通じた多様な学習を支える活動を行う個人または団体について、活動内容が他の模範と認められるものに対し功績をたたえること目的に、今年度より初めて施行されたものです。

大阪府立大学オープンカレッジについて

活動内容

オープンカレッジの様子

1998年、大阪府立大学が日本で初めてオープンカレッジを実施。

本学のオープンカレッジは 学生有志が企画・運営を行い、顧問として教員が携わっています。大阪府内に居住する18歳以上の知的障がい者を対象とし、現在は2年間のプログラムで、月に1日程度、開講している。

講師は大学教員や社会人で、座学だけでなく遠足、修学旅行、学園祭参加などのイベント交流や社会参加を行っている。

活動実績

1期生24名、2期生29名、3期生25名、4期生25名、5期生16名。2016年度から2017年度は、第6期生21名が学んでいる。

活動の効果と普及状況

知的障がい者への教育を受ける機会を提供するだけでなく、スタッフやサポーターの大学生にとっても「大学で学ぶ」意味を考え、知的障がいのある「学生」とともに成長している。

本学の活動に賛同した大学関係者を中心に、1999年度には武庫川女子大学、2000年度には桃山学院大学が続いて開講。その後全国的な広がりを見せている。

【受賞に際して学生スタッフからのコメント】

学生スタッフたち

この度このような素晴らしい賞を受賞でき大変嬉しく思っています。

私たちのオープンカレッジは、今まで活動してきたスタッフ、携わってくださった方々、そして、「学生さん」と呼んでいる卒業生、在学生の皆さんとともに歩んできました。

今後とも皆さんへの感謝の気持ちを忘れずに活動してまいります。

SDGs達成への貢献

大阪府立大学は研究・教育活動を通じてSDGs17(持続可能な開発目標)の達成に貢献をしています。

本研究はSDGs17のうち、「3:すべての人に健康と福祉を」、「4:質の高い教育をみんなに」に貢献しています。

お問い合わせ

公立大学法人大阪府立大学 教育推進課 教育研究支援室 地域保健学域・人間社会システム科学研究科支援グループ

担当 武藤

Tel 072-254-9771