大阪府立大学テニュアトラック制 2017年11月更新
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 中間評価は採用3年目に、部局内に設置する中間評価委員会が行います。中間評価委員会は機関内5名程度、機関外委員1名以上を加え、機関内外委員による書類評価と機関外の専門家によるプレゼンテーション形式の面接評価を行い、テニュア審査ガイドラインに示す項目の達成度と採用後の経過年数を考慮して評価します。評価の結果について開示所見を示し、5年目のテニュア資格の取得に向けたアドバイスを行います。機関として統一した対応がなされるようにテニュアトラック推進会議で掌握と調整を行います。 テニュア審査はテニュアトラック最終年度となる5年目の適切な時期に、部局内に設置するテニュア資格審査委員会が行います。審査委員には申請機関外委員1名以上が参画します。また、原則として、現在と過去の指導教員やメンターを審査委員から除外することにより、公平で透明な審査を保証します。機関外専門家による業績評価(ピアレビュー)と、プレゼンテーション評価を行い、テニュア資格審査基準(ガイドライン)に基づき審査します。本学におけるテニュアトラック教員は本学における中期計画上の教員数に含めて運用されていることから、テニュア資格基準審査合格者にテニュアポストが確実に用意されていることが大きな特徴となります。 部局型テニュアトラック制では、セーフティネット制度を設け、テニュア資格を取得できなかったテニュアトラック教員には、最大3年間のセーフティネット雇用を実施します。また、セーフティネット期間中の再審査についても業績が伸びた場合にはこれを実施することができます。部局型テニュアトラック制におけるテニュア資格に関わる中間評価と最終評価中間評価の所見をテニュアトラック教員に開示するテニュア資格獲得へアドバイスを行うテニュア資格を得て専任の准教授または講師に採用される●研究科・学域に中間評価委員会を設置する●機関内外委員による書類評価を実施する●プレゼンテーションと質疑応答による 評価を実施する●経過年数を考慮し、テニュア審査基準の 項目を評価する●部局にテニュア資格審査委員会を設置する●審査委員に機関外委員1名以上が参画する●テニュア資格基準に照らし業績を評価する●原則として委員から、現在と過去の 指導教員、メンターを除外する部局型テニュアトラック制における教員への支援(平成23年度~平成29年度実績)研究活動のエフォート60%研究資金スタートアップ資金 初年度300万円/人          2年度100万円/人          3年度100万円/人メンター制① 研究支援、 ② 自立的研究環境構築、 ③ 外部資金獲得を支援するメンター制度を導入中間評価採用3年目に中間評価最終評価採用5年目に最終評価※1 平成23年度~平成25年度の普及・定着事業採択者のエフォートは70%以上です。※2平成27年度の部局型(文系)における研究資金は初年度150万円、2、3年度50万円を上限として、分野の特性  に応じて魅力的な条件としています。※3メンターについては、自立的な研究推進能力の向上を図るため、他機関に例を見ないそれぞれ役割の異なる3人  のメンターを配置しています。† その他、自立的研究実施のための研究スペースが確保されます。※1※2※34

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