大阪府立大学テニュアトラック制 2017年11月更新
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大阪府立大学のテニュアトラック制について 本学のテニュアトラック制には、拠点型テニュアトラック制と部局型テニュアトラック制があります。平成25年にテニュアトラック推進会議を設置し、5部局長と調整、連携を図り、円滑な事業実施のネットワークを構築することにより、多様なテニュアトラック制が並走できるシステム改革を行っています。 また、平成25年度以降に採用する理系助教については、原則として、国際公募による採用とし、中間評価(3年目)、テニュア資格審査(5年目)を伴う、本学独自の部局型テニュアトラック 制に移行する方針を定め実行しています。部局型テニュアトラック教員については、採用年次から3年次までスタートアップ資金を措置する他、研究スペースの確保や3メンター制による支援を行い、自立的研究環境の改善整備等を応援しています。 一方、スーパースターの育成を目的とした拠点型テニュアトラック教員に対しては、5年で3千万円の研究費を支給するなど、世界を目指す質の高い研究を実施できるよう支援しています。【若手研究者の育成】平成20年度より平成27年度に至るまで国の支援を受けながら、ポスドク・博士後期院生をイノベーションが創出できるプロジェクト開発リーダーとして養成しています。一方、「若手研究者の自立的研究環境整備促進プログラム」に採択された「地域の大学からナノ科学・材料人材育成拠点」では、「拠点型テニュアトラック制」を導入し、世界的なナノ科学・材料分野の拠点を目指して設立されました。この事業は中間評価、事後評価ともに、総合評価「S」、個別評価も全項目で「S」と科学技術振興調整費の歴史で例を見ない極めて高い評価を受けました。また、平成23年度「テニュアトラック普及・定着事業」採択を契機に、平成25年度以降に採用する理系助教については、原則としてすべてテニュアトラック教員として採用する方式に移行する人事制度のシステム改革を実施しました。平成27年度には現代システム科学域(平成28年度より人間社会システム科学研究科へ制度を移行)において、初の文系分野でのテニュアトラック教員の採用を行い、テニュア資格を獲得して部局のテニュア教員となった方も多くなって来ました。本学のテニュアトラック制は益々拡充を見せています。● 多様性の実現こそが今後の教育研究の活力の源泉● 若手研究者、女性研究者や外国人研究者が能力を最大限に発揮● 構成員の意識改革、環境の整備、支援相談システムを構築大阪府立大学における人材育成の基本理念と基本方針「多様性」「融合」「国際」高度研究型大学~世界に翔く地域の信頼拠点~基本理念大切にする三つの視点多様な人材活用の推進の基本方針大阪府立大学テニュアトラック制推進体制~多様な人事制度が並走できるシステム改革を目指して~人事委員会工学研究科長生命環境科学研究科長理学系研究科長人間社会システム科学研究科長研究推進機構長運営委員会運営委員会運営委員会運営委員会(拠点)運営委員会審査委員会評価委員会教授会教授会教授会教授会ステアリング委員会人事課・研究推進課理事長・学長若手研究者のキャリアパスの確立スーパースターの育成若手研究者のキリアパスの確立スーパースターの育成部局型テニュアトラック制 テニュアトラック助教       テニュアトラック講師拠点型テニュアトラック制テニュアトラック特別講師テニュアトラック推進会議3

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