大阪府立大学テニュアトラック制 2017年11月更新
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第5回 大阪府立大学TT-netワークショップ開催報告イベント報告編集後記これまでのイベント一覧 平成29年10月13日(金) にテニュアトラック推進会議主催の第 5 回大阪府立大学 TT‒net ワークショップが学術交流会館多目的ホールで開催されました。本ワークショップは、部局型テニュアトラック教員に自らの研究内容をわかりやすく紹介する機会を設け、各部局にまたがるテニュアトラック教員と、学生および教職員間の交流を図ることを目的とし、平成25年度より開催しているもので、今年が第5回目になります。 今回は辻洋理事長の開会挨拶に続き、文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課の宮地俊一氏による来賓講演、テニュアトラック教員による 19件のショートプレゼンテーション発表と第3メンターの紹介および前川寛和テニュアトラック推進会議議長による本学におけるTT制の現状報告があり、最後にテニュアトラック教員による1時間半のポスター発表がありました。 各テニュアトラック教員の発表内容については「ナノ」「デバイス」「化学」「バイオ」「エコロジー」「情報」「基礎数理、物理」「流体」など非常にバラエティに富んでいます。このように、本ワークショップは専門分野が広範囲であるため、専門外の人に如何に自分の研究の核心を伝え、議論を深めるかという事が重要です。そのため、ショートプレゼンとポスター発表の組み合わせが大変有効です。 一方、発表者にも学会発表とは異なる発表のスキルが要求されます。その意義を確認し、スキルアップを図る方策として、参加者の投票によるポスター賞の授与を行っています。これは必ずしも専門的な研究成果を直接評価するのではなく、「わかりやすい」あるいは「おもしろい」といった説明やアピール力による評価を重視するものです。今回は工学研究科の末吉健志氏と桑田祐丞氏の両名が受賞しました。授賞式はワークショップの直後に開催された懇親会の席上で執り行われました。 今後もポスター賞を継続するなどによりワークショップのモチベーションを高めていきたいと思います。(野口悟、テニュアトラック担当)TT-netはテニュアトラック教員が相互に研究情報等を交換するネットワークの意味です。本ワークショップはそのネットワークを発展させる場です。これを象徴的に表したのが左の6角形の枠です。これは化学記号のベンゼン環をイメージし、その中でTTが共鳴して発展していくという期待を込めたものです。テニュアトラック担当教員より理学系研究科 テニュアトラック担当 教授 野口 悟平成24年11月よりテニュアトラック担当をしています。私自身は30年以上前に常勤の助手で採用されていますので、任期付きのポストの大変さを肌で実感できていません。一方でスタートアップ資金を自由に使えるのは素晴らしく、うらやましく思います。はじめに加速をつけてぐんぐん研究を展開していくのが成功するサイエンティストになる秘訣ではないでしょうか。私は全く微微力ですが、事務局の献身的な協力の下、大局的にテニュアトラック教員のサポートをさせていただきますので、よろしくお願いします。普及定着事業テニュアトラック教員交流会第1回大阪府立大学TT-netワークショップ部局型テニュアトラック教員交流会第2回大阪府立大学TT-netワークショップ第3回大阪府立大学TT-netワークショップ部局型テニュアトラック教員交流会第4回大阪府立大学TT-netワークショップ部局型テニュアトラック教員交流会第5回大阪府立大学TT-netワークショップ平成25年 4月16日平成25年11月27日平成26年 9月29日平成26年11月19日平成27年11月 4日平成28年 7月11日平成28年10月26日平成29年 8月18日平成29年10月13日A1棟大会議室学術交流会館多目的ホールA1棟大会議室学術交流会館多目的ホール学術交流会館多目的ホールA1棟大会議室学術交流会館多目的ホールA11棟3F南会議室学術交流会館多目的ホール発表11件発表16件発表12件発表22件発表19件参加者 26名参加者126名参加者 25名参加者 79名参加者 62名参加者 47名参加者 130名参加者 36名参加者 93名拠点型と合同開催科学技術振興機構榎 敏明 氏 講演科学技術振興機構榎 敏明 氏 講演文部科学省宮地 俊一 氏 講演文部科学省唐沢 裕之 氏 講演ポスターセッションの風景ショートプレゼンテーションの模様左から桑田氏、前川議長、末吉氏野口教授34

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