大学広報誌OPU Vol.02「紡」
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をいまも持ち続けていられるのは、子供の頃の経験が大きいかなと。佐藤人は人によってつくられるといわれますが、若いときの出会いをそのままぼんやり過ごすのか、自分の糧にするかで、人の成長は随分変わるんだということを、あらためて君たちに教えられた気がします。佐藤これから大学生になろうという人たちに、先輩としてのメッセージはありますか?亀田僕自身、興味のあることを発見した時から、がんばろうという気持ちが生まれました。だから、高校生には自分にちょっとでも興味がわくことがあれば、とにかく一歩踏み出してほしい。動くことによって自分が見えてくるし、向かないと思えば方向転換すればいいのですから。受け身でいることより、動き出すことが大事です!泉夢は持つものであって、見るものではないと私は思います。夢を持つために、いろんな勉強をしたり、何か興味のあることに挑戦したりして、蓄えのある人になってほしいですね。小森僕も同感です。夢を発見するためにチャレンジする!僕自身もそうありたいです。竹原私はまだみんなのようにはっきりとした未来は見えていないけれど、入学当初のように想像だけで諦めることはやめようと決めています。小森学生同士は親密ですが、研究室配属になるのは3回生後期からなので、教授や先輩とのいい出会いはこれからじゃないかと期待しています。ただ、僕が思い出す印象的な人物というのは小学校時代で。それでもいいですか?(笑)佐藤もちろんいいよ。小森ソフトボールをやっていたんですが、やめたくなって監督に伝えたら「もう少しがんばれ、努力なしに大成する人はいない」と言われました。それ以来、途中で投げ出すのはやめようと。厳しい監督でしたが、いい出会いでした。チャレンジする、そんな気持ち府大が、看護学部が、求めるものを追いかけられる場であることも分かったので、後輩の人たちも「ちょっとした不安があっても自信を持って看護学部に入ってきて」と言いたいです。佐藤大学はいろんな可能性を秘めているところです。ここで自分の次のステージを考える、そんな決意で入学してきてほしいと思います。そして、数年後に成長した君たちが大学を出ていくとき、その出口、つまり就職については、私なりの経験を生かしながら、またこれから他大学も勉強しながら、しっかりとしたプログラムを用意するつもりです。亀田よろしくお願いします(笑)。室長に質問ですが、府大の学生は社会ではどんなイメージで受けとめられていますか?佐藤理解力が高く、まじめ。派手さはないけれど底力があるから、鍛えればどんどん伸びる素材だと評価されています。みなさん自信を持ってください。││ありがとうございました。ここの学生は先生方や大学とコミュニケーションしながら、大学生活を送っている。僕自身の学生生活と比べて、何ともうらやましい、いい環境にあると思います。「まじめで理解力が高い。磨けば伸びる人が多い」府大生は、社会でも高く評価されている。10

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