教育PRO 平成30年2月27日
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4教育PRO(第3種郵便物承認)平成30年2月27日真嶋 元々、保健師、看護士として働いていましたが、急速に普及し始めたコンピュータが「看護の仕事を大きく変革するのではないか。そのことに携わりたい」と考え、情報工学の勉強をするため大学をめざしました。社会人で働きながら受験勉強し、香川大学に入学しました。 この時に、学生結婚をして一人目の子どもを妊娠・出産し、育児のため1年間休学しましたが、子どもを保育園に預け、友人のサポートも受け、子育てをしながら大学生活を送りました。修士課程にも進学し、この時から看護情報学や看護教育におけるICT活用に関する研究に従事しはじめました。修了後に神戸市看護大学の助手とし研究リーダーとしての能力向上という指標では、女性研究者の2017年度の科研費採択率は、男性教員21・3%に対して35・7%(全国平均26・5%)とより高い数値となり、これまでの取り組みの成果であると評価しています。女性研究者のロールモデルを参考に――真嶋先生は、様々な職歴を経て大学の研究者になられています。特徴あるロールモデルのお一人だと思います。簡単に経歴を紹介して頂けますか。 もう10年近くの活動になりますが、畑を耕し、種をまいて、今ようやく芽が出てきたという心境です。 本学の教員に占める女性の割合は2017年5月1日現在で18・7%です(前年度比0・7ポイント増)。日本の大学全体が平均16%台ですからやや高いほうです。diversity.21c.osakafu-u.ac.jp/archives/954>女性研究者支援センター時代から引き継いでこれまで4冊発行し、リーダーとして活躍している女性研究者の方々を紹介させていただいています。 この『ロールモデル集』を通して、一人ひとりの活躍を知っていただき、本学が進めている産学官連携事業において、女性研究者が地域や企業等との共同研究でさらに活躍できる、その後押しになるよう願っています。ロールモデル集真嶋教授

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