教育PRO 平成30年2月27日
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3教育PRO(第3種郵便物承認)平成30年2月27日にあるりんくうキャンパスは、関西国際空港に向かう途中の駅が最寄り駅であることから、鳥のように空に羽ばたくというイメージがわきませんか? このように、大阪府立大学は鳥のように「翔く」という言葉がぴったりの大学だと思っています。 「世界」というのは外国でなくてもよく、学問研究を通して産業界など外の世界へ翔くという視点でもあります。大阪府立大学を巣立った学生たちがそれぞれのフィールドで翔いてほしいという願いも込められています。 それから、大阪府立大学は公立大学として、地域に貢献して信頼されることが何よりも大事、「地域貢献」が使命のひとつです。副専攻の「地域再生(CR:Community Regeneration)」でも百名を越える学生が活躍しています。 また、今日出席のお二人が参加しているIRIS(I’m a Researcher In Science)のメンバーは、地域の子どもたちに理科実験などを通して科学の面白さ・楽しさを伝える地域活動を行っています。社会貢献活動の一環として地元の人たちと交流し、「なにかあったら大阪府立大学に頼んでみたい」とか、「行ってみたらなにか面白いものがあるのではないか」と思ってもらえるような、地域に開かれ・貢献する大学になりたいと思っています。 それから、「認証評価」という言葉を聞いたことはありますか。7年ごとに、「大学はちゃんと活動できていますか?」ということを国が認証した評価機関が評価するのですが、2016年度、本学は「研究」と「地域貢献」で「極めて良好」との最上位の評価を受けました。ダブルでの最上位評価は唯一、本学のみです。(9頁参照) それ以外にも、大阪府立大学は社会から注目される取り組みをたくさん行っています。でもそのことを周りの人に広めていかなければ、なかなか知っていただけません。そこで今、「学長が先頭に立って皆で広報活動を」と学内に声をかけて頑張っています。学生の皆さんにもそういった事をたくさん知って、ぜひ周りの人に話してほしいと思っています。「元気! 活き生き女性研究者・公立大学モデル」をキャッチフレーズに環境整備を推進――大阪府立大学では、大切にしている視点の一つである「多様性」のもと、女性研究者の積極的な登用を進めておられます。 2010年度、文部科学省・科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成」に採択されたことを機に女性研究者支援事業に取り組み、2015年度には文部科学省・科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)」に採択されました。 女子学生のロールモデルとして、女性研究者が働きやすい大学となるべく環境整備に力を入れています。本日は、2015年度に設立された「ダイバーシティ研究環境研究所」の所長である真嶋由貴惠教授に事業活動の経緯と現状、これからの目標などについてお聞きします。真嶋 この研究所の設立を契機として、異分野融合・共同研究における女性リーダーへの支援、女性上位職のワーク・ライフ・バランスの支援など、女性研究者がリーダーシップを発揮してキャリアアップをするための事業を推進しています。 3年目となるのですが、活動の一環として発行しているのが『ロールモデル集 研究紹介』の冊子です。<Webページ http://

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