教育PRO 平成30年2月27日
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2教育PRO(第3種郵便物承認)平成30年2月27日座談会<出席者>(敬称略)〇辻 洋(つじ・ひろし) 公立大学法人大阪府立大学理事長・学長〇 真嶋由貴惠(まじま・ゆきえ)  同ダイバーシティ研究環境研究所長、前・女性研究者支援センター長、現代システム科学域知識情報システム学類教授【IRIS(理系女子大学院生チーム)学生】〇清水乃有(しみず・のあ) 工学研究科電子・数物系専攻 数理工学分野博士前期課程1年〇 丸本 萌(まるもと・もえぎ) 理学系研究科生物科学専攻 Nanosquare拠点研究室博士前期課程1年【司会】○佐藤安市・「教育PRO」編集長「大阪府立大学の新たな挑戦―“世界に翔く地域の信頼拠点”をめざして」~辻洋学長と大学の未来を語る~海外大学との交流強化について――大阪府立大学は2005年に大阪府立の3大学(大阪府立大学、大阪女子大学、大阪府立看護大学)が統合・再編され、新大学として発足しました。「高度研究型大学-世界に翔く地域の信頼拠点」を基本理念に掲げ、これを実現するために、「多様」「融合」「国際」の3つの視点から、辻洋学長を先頭に様々な取り組みを進めています。そこで、各界から注目されているトピックを出しながら話し合いたいと思います。まず、辻学長から基本理念について語っていただけますか。辻 「世界に翔く地域の信頼拠点」の理念への想いを簡単にお話しさせてもらいます。「翔く」といったら鳥をイメージしませんか。「百舌鳥」、「白鷺」は大阪府立大学中百舌鳥キャンパスの最寄り駅の名前にも使われている地名ですが、私たちになじみの深い鳥です。羽曳野キャンパスがある「羽曳野」という地名は、ヤマトタケルが白鳥になって羽を曳くように「埴生の丘」を飛び立ったという伝説が由来です。また、泉佐野市辻学長

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