教育PRO 平成30年2月27日
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27教育PRO(第3種郵便物承認)平成30年2月27日合を進める過程で詳しく説明してほしいことは何かと聞いたところ、「奨学金、学費減免制度など府大と市大で制度が違うものはどちらに合わせるのか?」「新大学の名前はどうなるのか?」「運動部クラブは1つになるのか。それぞれのチームを残すことはできるのか?」など、非常に多くのフィードバックがありました。こういったプロセスを大切にして、一緒に大学を作っていくことを進めています。 さらに、今年度のホットな話題として自転車マナー対策があります。キャンパスがトで行っていることもあって、地域の方々のバザーなどの参加はすごい数です。子どもたちもたくさん来ます。学生たちも子どもたち向けの出し物をいろいろ工夫して出展しています。地域と連携し、地域に開かれたイベントとして定着しています。――「友好祭」期間中の新しい取り組みとして行った「保護者のためのオープンキャンパス」は大好評でしたね。3人の在学生の発表の中で「大阪府立大学には自分よりすごくて面白い活動をしている友達がたくさんいる」という言葉が印象的でした。吉田 確かに本学には1年生からユニークな活動をしている学生がたくさんいます。しかし、この3人は、第一志望の大学ではなかった、やりたいクラブ活動がなかったなどの理由で、入学した直後はモチベーションが低かったものの在学中の4年間で様々な教職員による支援を受けて大きく成長した学生です。その点で、自分の子を同じように気遣う保護者の方に強く共感いただけたのではと思っています。して活動しています――学生の自治的な組織である、学生団体連絡会の活性化に焦点を当てたお話を。吉田 「学生団体連絡会」は自治会、体育会、大学祭実行委員会等の学生団体で構成されています。学生参画型キャンパスの運営をめざして、学生中心の学生センターでありたい、そのためにも何かあったら、当事者である学生の声を直に聴くように努めています。そういった思いもあり、学生団体の代表との連絡会を毎月開き情報交換しています。例えば、以前の連絡会では大阪市立大学との統合なども話題になり、両者の統自転車マナー啓発キャンペーンの様子フラットかつ広いので、自転車は学内移動のための必需品になっています。一方で放置自転車もあり、学内に多数整備している駐輪場もすぐにあふれてしまいます。一番よくないのは最寄り駅である地下鉄なかもず駅や南海白鷺駅周辺に自転車を違法駐輪し、放置すること。それをしないようにという自転車マナー向上の啓発キャンペーンを、学生団体連絡会の学生たち20人余りが積極的に参加して、協働して行うことができました。――大阪府立大学の学生は元気ですね。勉学だけではなく、課外活動やボランティア活動に一生懸命です。学生の起業活動にも大学は後押ししています。吉田 起業を考える学生たちを応援する「チャレンジくん事業」や「事起こし事業」

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