教育PRO 平成30年2月27日
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14教育PRO(第3種郵便物承認)平成30年2月27日り時間をかけて議論し、教育目標として次の5つを掲げました。 ①様々な知識や情報の収集を、積極的に行う(適切な情報収集)、②様々な方法で収集した知識や情報を活用して考えることができる(情報活用)、③受講で得た情報や自分の考えを表現・発表できるようにする(自己表現)、④他の受講生等の多様な視点を積極的に自分の学習に取り入れ、活用する(学習研究の手法)、⑤自分の考えを自分で再検討することができる(反省的な思考)です。 少人数教育の特性を生かしグループディスカッションを通した課題発表等の自発的学習、レポートやプレゼンテーションなどの手段を通じて、自律的学習能力をもたせることをめざしています。今のトレンドでいえば、アクティブ・ラーニングの手法になります。学びの活動の主役は学生たちで、先生たちはファシリテーターの役割を果たします。授業で扱うテーマは自分の専門から設定しても良いとしていますが、どの学タイルです。大学の場合は、どのような科目を履修するか、自分で時間割を作らないといけない。教員は細かい指示をしてくれないので、自分で勉強をしなければ最後まで放っておかれて、試験前になると慌てるということになります。そこで、主体的・能動的な学習スタイルが求められるのです。このように、高校と大学では学び方が大きく変わるので、1年次前期で対応できていないと、そのあとずっと尾を引いてしまうのではないかと考えたのです。――学域・学類制改革の目玉の1つですね。初年次ゼミは7年が経過した2017年度も90以上のクラスが設定され、テーマや内容も興味深い授業が満載と聞いています。高橋 いろいろなパターンがあります。例えば、レポートの書き方、プレゼンテーション方法など、アカデミックスキルを学ぶ内容も含まれています。しかし、本学では、アカデミックスキルを身につけることが目標ではなくて、能動的な学びへの転換を目標にしています。その部分についてはかな初年次ゼミに関する学生アンケート結果(2012.10.1)

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