大学院 総合リハビリテーション学類 GUIDEBOOK 2017
8/44

4 ◇博士後期課程概要 ■入学者受入方針(アドミッション・ポリシー) 本研究科は、人々の健康と生活の質の向上に貢献するより高い資質をもった医療専門識者の育成並びに生命の尊さと人の尊厳を重んじることを理念として、予防から治療、回復、社会参加に至る総合的なリハビリテーションに関する深い探求心と洞察力を備え、 相互の信頼と協働の重要性を理解し、責任ある判断、行動ができる豊かな人間性並びに専門性を有する教育者・研究者の育成をめざしています。 このような理念と目標を達成するため、総合リハビリテーション学専攻博士後期課程では、次のような資質と能力、意欲をもった学生を求めています。 1 保健・医療領域において高度の知識や技術を有し、なおかつ総合リハビリテーション学領域において、更なる探究心を備えている人 2 将来、総合リハビリテーション学領域の教育者、研究者として、地域社会および国際社会において、自立してリハビリテーションの実践及び総合リハビリテーション学の発展に貢献する熱意をもった人 3 高い倫理観と豊かな人間性をもった人 以上に基づき、次の1~4の能力や適性を身につけた学生を選抜します。 1 博士前期課程で身につけた、専門領域の研究内容を高い水準で理解し、かつ分析手法を修得していること 2 提出された修士学位論文の概要、研究計画書および面接試験において、研究テーマの学術的発展性を見抜く洞察力を示すとともに、論理的に説明表現できていること 3 将来、総合リハビリテーション学領域の教育者、研究者として、地域社会および国際社会において、自立してリハビリテーションの実践および総合リハビリテーション学の発展に貢献する熱意を有すること 4 高い倫理観と豊かな人間性を有すること ■特色 【実践研究者の養成】 リハビリテーションの分野においては、臨床場面の実際の問題を解決していくことは極めて重要です。本研究科では、医療および地域の実践場面における諸問題を発見し、それらを解決できる実践研究者を養成します。 【段階的に研究能力を向上させるカリキュラム】 研究に必要な基礎的な能力を養成するために、2回の中間報告会を実施し段階的に大学院生の能力が向上することを目指します。 【集団的な指導体制】 主指導教員を中心に複数の教員が、学生の研究目的、能力、適正に合わせ、履修指導を行うとともに、教員が連携し、集団的な指導体制の下での研究指導を行います。 ■教育目的 研究活動により重点をおいた教育を行い、総合リハビリテーション学領域における高度な知識や技術を持ち、総合的な視野や深い洞察力、独創性や自立して研究を行いうる能力を身につけ、高い倫理観と豊かな人間性と深い教養を備えた人材を育成します。 ■教育目標 1. 身体機能と精神機能の2つのリハビリテーションの視点から、人体の構造、機能、活動に関わる研究を実施する能力を養います。 2. 個人の健康の維持増進を含むリハビリテーション・アプローチに加えて、社会的障壁の除去や軽減を積極的に行い、個人の生活機能の維持増進と社会参加を促進支援するための研究を実施する能力を養います。 3. リハビリテーションとの整合性をもって、栄養に関わる一連の生命現象を解明するための研究を実施する能力を養います。 4. 高い倫理観を持って、専門分野における高度な研究課題に取り組む能力を養います。

元のページ 

page 8

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です