大学院 総合リハビリテーション学類 GUIDEBOOK 2017
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1 ◇大学院総合リハビリテーション学研究科の概要 ■教育理念・目的 人々の健康と生活の質の向上に貢献しうる、より高い資質を持った医療専門職者の育成、並びに生命の尊さと人の尊厳を重んじることを基本理念とします。この基本理念のもとで、高い倫理観を持ち、予防から治療、回復、社会参加に至る総合的なリハビリテーションに関する教育・研究を実践し、保健・医療・福祉の発展・向上に貢献できる人材を育成します。 ■研究領域の構成 理学療法学及び作業療法学は、主として身体や精神に様々な障がいを受けた人々が、再び社会生活に参加するための、総合的な治 療体系を指すものであり、それは単に機能回復にとどまらず、職業への復帰、社会への参加も含まれる学問体系です。一方、栄養療法学は、食品を摂取し体内で利用する全ての過程における生体と食物の相互作用を研究し、このような栄養現象を解明して、それを食生活や医療の場に応用し、健康の維持増進や回復を図る学問体系です。 これらの考えから、身体・精神面からのアプローチ、生活や社会面からのアプローチ、そして内部環境を整える栄養面からのアプローチをひとつの教育研究体系として連携させることにより、従来にない総合的な実践能力及び研究能力を身につけた人材の育成を図るため、博士前期課程及び博士後期課程のそれぞれにおいて完結性をもたせた教育を行いつつ、大学院における一貫した教育を行う総合リハビリテーション学専攻の1専攻で構成しています。 本専攻は、身体的・精神的な障がいの回復を支援するための領域、社会的な環境整備等マクロの視点を含めて障がい者や高齢者の生活と社会への参加を支援するための領域、心身の回復力を栄養学の立場から、すなわち体内の側から支援する領域の3領域から構成し、これら3領域をそれぞれ「臨床支援系領域」、「生活機能・社会参加支援系領域」、「栄養支援系領域」と称して、博士前期・後期課程の教育研究を行います。 ■研究科の概要 臨床支援系領域生活機能・社会参加支援系領域栄養支援系領域●運動機能回復学●生活機能支援学●食品科学博士前期課程●運動制御学●生活環境支援学●栄養生化学学位名称 修士(保健学)●内部障害治療開発学●社会参加支援学●人間栄養学入学定員 15名●発達障害治療開発学●発達期生活機能学●病態栄養学●障害治療開発学●高齢期生活機能学●口腔保健学●高次脳機能障害学●生活機能学博士後期課程●精神・行動障害学●食保健学学位名称 博士(保健学)●運動機能再建学●保健栄養学入学定員 5名●神経解剖学研   究   領   域 ■入学から修了・就職までのイメージ(代表例) 他大学修士課程等医療系資格を有する社会人●理学療法士●作業療法士●管理栄養士等四年制大学等博士後期課程博士前期課程研究機関教育機関医療機関企業等入学後は社会人として勤務しながら、大学院生として学ぶことができます。

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