大学院 総合リハビリテーション学類 GUIDEBOOK 2017
35/44

31 ■総合リハビリテーション学研究科 栄養支援系領域 小川 由紀子 教授 1.主な研究内容について 主な研究テーマは、「口腔内の状況と身体状況、生活習慣の関連性」です。 口腔の疾患である歯周病は口腔に限局しているとの認識が強いため、予防や治療にあまり注意が払われず、現在でも成人の80%以上が歯周病に罹患している現状です。しかし、この歯周病が動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病などの全身疾患を引き起こすことが明らかになってきています。また、生活習慣病予防のためによく噛むことが推奨されています。 口腔内の状況が、“健康”とどう関わっているのか、身体状況、生活習慣、食習慣などと検討を行います。 2.主な共同研究先 シャープ株式会社 3.今まで指導した学位論文名 <博士論文> 2012年度『地域住民の食生活介入のための地域診断に関する研究』 <修士論文> 2012年度:『蒸し調理の違いが咀嚼に及ぼす影響』 2013年度:『食育ツールの違いによる園児の3色食品判別力の比較』 4.主な論文 ・Ezaki,H.,Ogawa,Y.,Yoshida,Y.Average bolus volume for water and intra- and interindividual variation, Fitness and Nutrition,19(1),18-26,2015. ・Ezaki,H.,Ogawa,Y.,Hatanaka,Y.,Yoshida,Y. Determination of the average bolus volume for water ingestible by elderly individuals, The Journal of Japan Society for Dental Hygiene, 9:61-68, 2015. ・小川由紀子,北澤由梨,高尾理樹夫,五藤泰子,橋本和弘,矢澤彩香,吉田幸恵,今木雅英:酒粕パンを用いた環境栄養学的観点からの生活習慣予防に関する研究 第2報官能試験による評価,日本健康体力栄養学会誌,15(2),20-25,2010. ・Ogawa, Y.,Takahashi, S.,Yazawa, A.,Watanabe, K.,Hayashi, Y.,Yoshida, Y.,Imaki, M.:Physical Activity and Prevalence of Periodontal Disease in Japanese Factory Workers,Japanese Journal of Health,Fitness and Nutrition,11(1),34-36,2006. ・小川由紀子,高橋節子,吉田幸恵,今木雅英,棚田成紀:事業所の男性従業員における歯周疾患と生活習慣要因および医学的検査値に関する研究,日本生理人類学会誌,5(2),48-53,2000. 5.現在の指導している大学院生数 なし 6.どのような大学院生の受け入れを希望するか? 1.自分の研究に真摯に取り組める人 2.回りの人たちとコミュニケーションを取れる人 7.社会人を受け入れる場合の要望など 1.週に2日位は大学院に来ることが可能な人 2.自分の職場で、研究の対象者が準備できること

元のページ 

page 35

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です