大学院GUIDEBOOK2021_総合リハビリテーション学研究科
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27 ■総合リハビリテーション学研究科 栄養支援系領域 小川 由紀子 教授 1.主な研究内容について 主な研究テーマは、「口腔内の状況と身体状況、生活習慣の関連性」です。 口腔の疾患である歯周病は口腔に限局しているとの認識が強いため、予防や治療にあまり注意が払われず、現在でも成人の80%以上が歯周病に罹患している現状です。しかし、この歯周病が動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病などの全身疾患を引き起こすことが明らかになってきています。また、生活習慣病予防のためによく噛むことが推奨されています。 口腔内の状況が、“健康”とどう関わっているのか、身体状況、生活習慣、食習慣などと検討を行います。 2.主な共同研究先 シャープ株式会社 3.今まで指導した学位論文名 <博士論文> 2012年度『地域住民の食生活介入のための地域診断に関する研究』 <修士論文> 2012年度:『蒸し調理の違いが咀嚼に及ぼす影響』 2013年度:『食育ツールの違いによる園児の3色食品判別力の比較』 4.主な論文 ・大塚佳代子,小川由紀子,吉田幸恵:脳卒中嚥下障害者における交合支持と嚥下能力・ADL・栄養状態の関連,日本歯科衛生雑誌, 15,24-33,2020. ・江﨑ひろみ,小川由紀子,吉田幸恵:単独嚥下における高齢者の1回嚥下量の測定回数に関する検討,日本健康体力栄養学会誌, 22(1),12-18,2017. ・小川由紀子,大塚佳代子,山下絵美,江崎ひろみ,高尾理樹夫,矢澤彩香,吉田幸恵,:女子大学生における骨量と生活習慣の関係,日本健康体力栄養学会誌,21(1),39-42,2016. ・Ezaki,H.,Ogawa,Y.,Yoshida,Y.Average bolus volume for water and intra- and interindividual variation, Fitness and Nutrition,19(1),18-26,2015. ・Ezaki,H.,Ogawa,Y.,Hatanaka,Y.,Yoshida,Y. Determination of the average bolus volume for water ingestible by elderly individuals, The Journalof Japan Society for Dental Hygiene, 9:61-68, 2015. 5.現在の指導している大学院生数 M1:1名 6.どのような大学院生の受け入れを希望するか? ・2021年度末をもって退職予定のため、大学院生の受け入れはありません。 7.社会人を受け入れる場合の要望など 1.週に2日位は大学院に来ることが可能な人 2.自分の職場で、研究の対象者が準備できること

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