大学院GUIDEBOOK2021_総合リハビリテーション学研究科

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8 ■総合リハビリテーション学研究科 臨床支援系領域 岩田 晃 教授 １．主な研究内容について アスリートから高齢者に至るまで幅広い対象者の運動パフォーマンスの向上を目的として，規定要因の分析や介入研究に取り組んでいます。現在取り組んでいる主要な研究テーマは，１）地域在住高齢者・術後患者の歩行速度向上を目的とした要因分析・介入研究，２）オンラインによる運動介入の効果検証，３）中高年の姿勢タイプ別運動介入，４）野球選手のパフォーマンス向上のための基礎研究，などです。 また，社会実装として企業との共同研究にも力を入れており，大学院生もメンバーの一員として参画し活躍しています。 ２．主な共同研究先 ミズノ株式会社，大阪府立急性期総合医療センター，島田病院，阪急阪神ホールディングス ３．今まで指導した学位論文名 <博士論文> 2017年度 『Immediate effects of quick trunk exercises performed in a seated position on sit-to-stand movement in children with spastic CP』 2019年度 『The importance of movement velocity on gait speed and the effects of movement velocity training for older adults in g eriatric health services facilities』 <修士論文> 2016年度 『入院血液透析患者の特徴と運動の即時効果に関する研究』 2016年度 『高速度で行うウォーミングアップのチェストパス，シュートに与える影響について』 2017年度 『腰椎骨盤帯の動的安定性評価方法の構築』 2017年度 『変形性膝関節症および人工膝関節全置換術術後患者の歩行動的安定性に関する研究』 2018年度 『人工股関節全置換術後患者に対する高速度体幹運動が歩行能力に与える影響』 2018年度 『他動運動および筋収縮が下肢の静脈血流速度に与える影響について』 2019年度 『足関節自動運動における静脈血流速度増加のメカニズムの解明』 2019年度 『加齢が運動課題時のメンタルエフォートに及ぼす影響―瞳孔径を評価指標に用いてー』 2019年度 『人工膝関節全置換術後患者における降段動作の難しさとその身体的要因の検討』 2020年度 『高齢者の歩行速度に対する足関節底屈機能の重要性および他動運動介入の即時効果について』 ４．主な論文 ・Sano Y, Iwata A (correspondinig author)，Wanaka H, et al.: An easy and safe training method for trunk function improves mobility in total knee arthroplasty patients: A quasi-randomized controlled trial., PLoS One 13(10): e0204884, 2018. ・Iwata A，Higuchi Y，Sano Y，et al.: Movement velocity is a sensitive risk factor of falls in high functioning older adults, Journal of the American Geriatrics Society, 62(8), 1595-1596, 2014. ・Iwata A，Higuchi Y，Sano Y，et al.: Maximum movement velocity of the upper limbs reflects maximum gait speed in community-dwelling adults aged older than 60 years, Geriatrics & Gerontology International, 14(4), 886-891, 2014. ・Iwata A，Higuchi Y，Kimura D，et al.: Quick lateral movements of the trunk in a seated position reflect mobility and activities of daily living (ADL) function in frail elderly individuals，Archives of Gerontology and Geriatrics，56(3)，482-486，2013. ・Iwata A，Fuchioka S，Hiraoka K，Masuhara M，Kami K.: Characteristics of locomotion, muscle strength, and muscle tissue in regenerating rat skeletal muscles，Muscle and Nerve，41(5)，694-701，2010. ５．現在の指導している大学院生数 M1：2名，M2：5名，D1：1名，D2：0名，D3：2名 ６．どのような大学院生の受け入れを希望するか？ 運動パフォーマンスの向上に興味のある方で，研究に取り組む意欲と時間を確保できる方をお待ちしています。

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