平成30年度版(平成29年度報告)環境報告書
30/56

第2章 環境研究・環境教育 ■大学院「国際環境活動特別演習」 Creating air pollution map andanalyzing traffic survey平成28年8月24日~9月6日、14日間の環境活動を通して、私たちは一生モノの人とのつながりを得ました。なぜなら、ベトナム・ホーチミンという日本と異なる環境で、現地スタッフ・学生ら11名とともに大気汚染と交通量の測定・分析・発表を行ったからです。 例えば、ホーチミン市内47箇所の大気汚染サンプルの設置では、私たち日本人学生1人と現地学生3人の混成チームで、丸一日かかる作業を4日間にわたり行いました。バイクによる二人乗りでの移動、サンプルの設置、昼食、空き時間のゲーム等を現地学生と一緒に行う中で、仲間意識が生まれました。 また、現地視察で訪れた戦争博物館では、戦争の悲惨さを物語る展示物にショックを受けながらも、現地学生と意見を交わし、ベトナムの歴史や考え方を学びました。その他にも測定結果の分析や報告会の準備等、ベトナム滞在中は、朝起きてからベッドに入るまで現地学生と活動をともにしていました。 そして、9月1日にベトナム国家大学ホーチミン校で開催したお別れ会では肩を組んで「We are the world」を合唱しあい、最後は空港まで見送りに来てくれるほど仲が深まりました。 このように、国や文化を越えた仲間ができた活動でした。 大気汚染サンプル分析中 バイク 交通量調査 長野 将吾(工学研究科) 後藤 佑太朗(工学研究科) 原田 真美(工学研究科) 田原 成美(生命環境科学研究科) (指導教員)竹中 規訓教授 (人間社会システム科学研究科) OPU University Social Responsibility Report28

元のページ 

page 30

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です