平成30年度版(平成29年度報告)環境報告書
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公立大学法人として6冊目となる「大阪府立大学環境報告書(平成29年度版)」をここに発行します。 「大阪府立大学環境報告書」は、学生有志で構成する「環境報告書作成学生委員会(Eえ~きゃんぱすの会)」が作成・編集することを最大の特長として、平成24年度から毎年発行してきました。全国的にもユニークな“府大スタイル”で5冊を発行してきましたが、平成29年度版はE~きゃんぱすの会に所属する学生と関係する教職員が連携する体制で進めることとなりました。 また、環境報告書の発行を所管していた学内組織「エコ・サイエンス研究所」を平成28年3月末に閉所させ、同研究所で確立された環境教育関連活動を継承、発展させることを目的として、平成28年4月に新たに「環境教育研究センター」を発足させました。これに伴い、環境報告書発行の所管も同センターに移しました。このような新しい体制の下で、今般、環境報告書を発行することになりました。 さて、2015年(平成27年)12月の国連COP21で採択され、2016年11月発効した「パリ協定」においては、地球温暖化防止に向けて、我が国は温室効果ガスを2030年までに2013年比で26%削減することを目標としています。 また、最近の地球規模での気象災害の増大を見ると、温暖化防止は待ったなしの状況と思われ、私たちの行動もこれらに対応していく必要があるものと思われます。 本学は、USR(University Social Responsibility)の一環として、省エネルギー等を通じて、温室効果ガスの削減に取り組むとともに、関連する研究、人材の育成にも積極的に取り組んでいます。これらの取り組みについては「エネルギーの使用の合理化に関する法律」に示されている年1%程度の削減を目標に、今後とも継続して参ります。 また、平成19年度に取り組みを開始した中百舌鳥 キャンパス全体をビオトープと位置付ける「キャンパスビオトープ」については、生物多様性にも寄与することから継続して整備を進めていくこととしています。 さらに、2015年(平成27年)9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」、平成28年1月に閣議決定された「第5期科学技術基本計画」に示されている「Society 5.0」についての大学としての取り組みも積極的に進めて参ります。 環境報告書は、法人に所属する教職員、学生、研究者はもとより、本学の卒業生、教育研究について連携する企業や公共機関、本学へ入学を希望する高校生、本学から人材を受け入れる事業者、周辺地域の住民の方々等をステークホルダーと位置付けています。 この位置付けの下、平成29年度版はこれまでの環境報告書と異なり、作成・編集方針を変更し、より見易くすることを優先させました。このため、関連データの一部については割愛したものもありますが、全体として、法人全体の環境に関するデータや取組内容を把握できるようにしました。 環境面の取り組みは、関係者の全てが力を合わせて進める必要があります。今後とも、関係の皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。 平成29年12月 理事長・学長 辻洋 TOPメッセージ 公立大学法人として6冊目となる「大阪府立大学環境報告書(平成29年度版)」をここに発行します。 「大阪府立大学環境報告書」は、学生有志で構成する「環境報告書作成学生委員会(Eえ~きゃんぱすの会)」が作成・編集することを最大の特長として、平成24年度から毎年発行してきました。全国的にもユニークな“府大スタイル”で5冊を発行してきましたが、平成29年度版はE~きゃんぱすの会に所属する学生と関係する教職員が連携する体制で進めることとなりました。 また、環境報告書の発行を所管していた学内組織「エコ・サイエンス研究所」を平成28年3月末に閉所させ、同研究所で確立された環境教育関連活動を継承、発展させることを目的として、平成28年4月に新たに「環境教育研究センター」を発足させました。これに伴い、環境報告書発行の所管も同センターに移しました。このような新しい体制の下で、今般、環境報告書を発行することになりました。 さて、2015年(平成27年)12月の国連COP21で採択され、2016年11月発効した「パリ協定」においては、地球温暖化防止に向けて、我が国は温室効果ガスを2030年までに2013年比で26%削減することを目標としています。 また、最近の地球規模での気象災害の増大を見ると、温暖化防止は待ったなしの状況と思われ、私たちの行動もこれらに対応していく必要があるものと思われます。 本学は、USR(University Social Responsibility)の一環として、省エネルギー等を通じて、温室効果ガスの削減に取り組むとともに、関連する研究、人材の育成にも積極的に取り組んでいます。これらの取り組みについては「エネルギーの使用の合理化に関する法律」に示されている年1%程度の削減を目標に、今後とも継続して参ります。 また、平成19年度に取り組みを開始した中百舌鳥 キャンパス全体をビオトープと位置付ける「キャンパスビオトープ」については、生物多様性にも寄与することから継続して整備を進めていくこととしています。 さらに、2015年(平成27年)9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」、平成28年1月に閣議決定された「第5期科学技術基本計画」に示されている「Society 5.0」についての大学としての取り組みも積極的に進めて参ります。 環境報告書は、法人に所属する教職員、学生、研究者はもとより、本学の卒業生、教育研究について連携する企業や公共機関、本学へ入学を希望する高校生、本学から人材を受け入れる事業者、周辺地域の住民の方々等をステークホルダーと位置付けています。 この位置付けの下、平成29年度版はこれまでの環境報告書と異なり、作成・編集方針を変更し、より見易くすることを優先させました。このため、関連データの一部については割愛したものもありますが、全体として、法人全体の環境に関するデータや取組内容を把握できるようにしました。 環境面の取り組みは、関係者の全てが力を合わせて進める必要があります。今後とも、関係の皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。 平成29年12月 理事長・学長 辻洋 TOPTOPTOPメッセージTOPメッセージメッセージメッセージメッセージメッセージ1大阪府立大学環境報告書

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