平成28年度版(平成27年度報告)環境報告書
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64 OPU University Social Responsibility Report 1.全体評価 まず、「環境報告書」(以下、「報告書」という)の作成をはじめ、貴学の環境マネジメントシステムの推進について、大学教職員と学生がそれぞれの立場で協働して推進していく体制を取っておられること、そして、報告書を学生有志が主体的に作成・編集を行うというユニークなスタイルを継続されている点に深く敬意を表します。 平成28年度版の報告書は、データや情報をページごとに完結できるように工夫されており、統一感のある完成度の高いものになっていると感じます。また、学長対談も含めて学生インタビューの形式を取られていることから、従前のものと比較して、読みやすいものとなっています。 さらに、初めての試みとして「大阪府立大学環境理念」を英訳したことにより、留学生はじめ海外へ向けても情報発信できる点は評価すべきところです。 貴学の環境への取り組みはここ数年多方面の分野で評価されており、「おおさか環境賞」、「省エネ大賞」、「おおさかストップ温暖化賞」の各賞を毎年受賞され、平成27年度にはサステイナブルキャンパス推進協議会の「サステイナブルキャンパス評価システム」において、ゴールドトレードの認定を受けられています。これらは、貴学の取り組みが高いレベルにあることの証明に他なりません。 今後も理事長のリーダーシップのもと、新たに発足した環境教育研究センターにより環境マネジメントシステム体制のさらなる改善を検討し、環境活動のレベルの維持、向上を目指していかれることを期待します。 2.今後、期待したいこと ○学生の主体的かつ多様な環境活動は、貴学の最大の特徴です。紙面を減らして読みやすさを重視していく中でも、それらの活動については積極的に掲載されることを期待します。また、これらの活動をより効果的に広く情報発信する機会や手法の検討について、今後重点的に取り組んでください。 ○貴学における学生による主体的な環境活動や報告書作成に関して、学内の横の連携だけでなく、他大学との交流を深め、情報交換、連携を積極的に行うことにより、互いを吸収しあい、さらに活動を発展させることを期待します。 ○学生による環境活動や報告書作成を継続させるためには、各団体における後進の育成や体験の継承が大変重要な課題となります。学生と大学側がともに問題意識を持って取り組んでください。 平成28年9月23日 地方独立行政法人 大阪府立環境農林水産総合研究所 理事長 内山 哲也 地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所

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