平成28年度版(平成27年度報告)環境報告書
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48 OPU University Social Responsibility Report 【ベトナム・ハノイ市における大気汚染物質の測定及び大気汚染マップの作成】 私たちのグループは大気汚染物質の測定及び大気汚染マップの作成を目的として、平成27年8月27日~9月9日の14日間、ベトナム・ハノイ市に滞在しました。 現地ではベトナム人研究者と協力して、市内40箇所で大気汚染物質の測定を行いました。雨の日が多く、言葉の壁もあるので測定には苦労するかと思いましたが、親切で陽気なベトナム人たちのおかげで順調に測定を行うことができました。 測定の結果、多くの大気汚染物質の濃度については日本と大差がなく、2年前に行った同様の測定と比較しても大気汚染が進行したとはいえませんでしたが、これは滞在中の長期間の降雨により大気が洗浄されたからであると考えられます。いくつかの大気汚染物質 については雨の日が多かったにも関わらず濃度が高かったので、経済成長による大気汚染は進行しているものと考えられます。 また、測定以外の時間でハノイ市郊外の清浄地域への視察も行いました、そこには非常に豊かな自然が残されており、人々ものんびりとしていました。この豊かな自然を残しつつ、経済発展していくにはどのような道を選べばよいのか、非常に考えさせられる体験でした。 ベトナムと中国の国境にて ベトナム北部、サ・パという街 ハノイ市郊外において、動物と人間の共存 北田 耕大(工学研究科) 松田 景太(工学研究科) (指導教員)竹中 規訓(工学研究科)

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