平成28年度版(平成27年度報告)環境報告書
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大阪府立大学環境報告書 47 【ハロン市陸上小中学校における環境教育】 私たちのグループは世界遺産であるベトナム・ハロン湾において、自然との共生について考え、環境保全や継続的な活動の重要性を伝えるため、平成27年9月6日からの6日間、ベトナムを訪問しました。現地では、ハロン市のフンタン小中学校9年生の約40人の生徒を対象に環境教育の模擬授業を行いました。授業内容は、地球温暖化の要因である二酸化炭素の抑制につながるバイオ・ディーゼル燃料(BDF)について行いました。 BDFの生成方法や利用法、なぜ地球温暖化の抑制につながるのか等を伝えました。また、実際に本物のBDFを日本から持っていき、匂いや色、粘り気を体験してもらいました。当日は、早朝の落雷による停電の ため、プロジェクターが使用できずに紙媒体での授業となりましたが、本物のBDFに触れると生徒たちは非常に興味を持った様子で積極的に授業に参加してくれました。さらに、フンタン小中学校の先生からは実物を用いた授業は非常に新鮮であり、生徒たちも満足そうであったとの評価を頂きました。 この国際環境活動を通して、食事等の文化交流だけでなく、現地の方々の環境に対する考えを知る貴重な経験ができ、非常に有意義な時間となりました。 中村 清太郎(工学研究科) 松山 英一郎(工学研究科) 村上 雄亮(工学研究科) 北川 花穂(理学系研究科) (指導教員)大塚 耕司教授(工学研究科) 大学院「国際環境活動特別演習」からの報告

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