平成28年度版(平成27年度報告)環境報告書
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2 OPU University Social Responsibility Report を考えたりする時に、今までと全然違った見方のできる人間を育てる教育があれば良いと思います。 Q 現実的・具体的なプランがありますか。 辻:現代システム科学域の当初の目標でした。担当されている先生の夢ややりたかったことが、できたりできなかったりしていると思います。副専攻を含め多くの学生が履修してみたいと思う「新しいプログラムを作ります!」と言えたらカッコいいんだけど。 環境面から見た大阪市立大学との統合 Q 大阪市立大学との統合について、大学のホームページには、「平成28年4月19日に開催されました第3回副首都推進本部会議におきまして、本学と大阪市立大学との統合による新大学は、大阪府市が共同で設立団体となる新設合併とし、まずは両大学を設置する法人の統合をすすめ、その上で大学を統合するという方向を軸に、検討をすすめていくことが確認されました。」と掲載されています。統合の具体的なスケジュールはまだ決まっていないとのことですが、二つの公立大学の環境に関する取組状況は必ずしも足並みがそろっていないと考えています。 時期尚早かも知れませんが、環境先進大学としての大阪府立大学の統合による取組方針について、辻学長のお考えをお聞かせください。辻:統合の具体的な実現というのは先の話になりますが、「大阪府立大学にはこういう実績がある」という話をする、まずはここからだと思います。 大阪市立大学は地域防災の分野が進んでいます。居住環境という学科があり、「環境」をどう捉えるかです。都市のための科学・環境というスタンスで研究を進めています。お互いがやっていることを理解しあうという意味で、本学の環境報告書を渡すのも一つの方法ですね。早速渡します。 世の中の動きからして、環境報告書の発行は重要になっています。統合によって、一流の大学になろうとしており、環境報告書を発行しない大学は社会的責任を果たさないことになります。皆さん方が努力してきた環境報告書の発行は引き継がれると思います。 最後に Q辻学長から、E~きゃんぱすの会に対して、ご指導頂くことやご注文があれば、お願いします。 辻:皆さん、そして皆さんの先輩方がいろいろ活動してきてくれたおかげで、今、本学に急いで舵を切らなければならいような課題、例えば府大池に自転車が投げ込まれているような、目に見えて酷い、解決しなければならないような大きな環境問題はないと思っています。 注文としては、環境報告書の英語版を作成してほしい。当面はごく一部でも結構です。英語が入っていると違うと思う。 範囲を指定しましょう。「大阪府立大学環境理念」の部分、ここを英訳付きにしてください。留学生にもアピールしていきましょう。そして、次の環境報告書から英語のページを増やしていきましょう。皆さんの活躍に期待しています。 担当:田中 大樹(E~きゃんぱすの会) 公立大学法人大阪府立大学 理事長・学長 辻 洋

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