平成28年度版(平成27年度報告)環境報告書
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26 OPU University Social Responsibility Report 中百舌鳥キャンパスでは、毎年2回、友好祭、白鷺祭という学園祭が開催されており、環境部エコロ助では来場者に気持ちよく過ごしてもらい、「環境について知ってもらう」という目的で、クリーン班、エコ店舗班、プロジェクト班の3班に分かれて環境啓発活動を展開しています。そこで、ごみに関する活動をしているクリーン班、エコ店舗班の2班の班長にインタビューを行いました。 【クリーン班】 クリーン班はきれいな景観のもとで学園祭を行うため、学園祭で発生するごみの管理を行っています。 Q 具体的な活動内容を教えてください。 具体的にはクリーン班の中でも4つの担当に分かれて活動をしています。 ①景観保持担当・・・「来場者の不用意なごみ捨てを無くし、美しい学園祭の景観を保持すること」を目的に、学内を巡回しながら捨てられたごみを拾う「ポイ捨て巡回」を行ったり、下の写真のような学内にポイ捨て禁止プレートを貼り、ごみを減らす工夫を行ったりしています。 ②ごみ箱担当・・・学園祭中にエコロ助が管理しやすいように、通常学内に置いてあるごみ箱を移動・封鎖します。また、部員が会場のごみ箱の近くに立ち、ごみの分別に迷われている方に声をかけ、分別の補助をする「分別補助」や、同じ種類のごみを重ねて体積を削減しごみ袋の使用枚数を減らす「体積削減」といっ た活動をしています。 ③装飾ごみ箱担当・・・ごみ箱を装飾することで来場者の方々の目を引き、自発的に分別を促すようなごみ箱を制作しています。設計からデザインまで自分たちの手で行っています。平成27年の友好祭では「ふなっしー」、白鷺祭では「アフリカのイメージ」をモチーフにしたユーモアあふれるごみ箱を作りました。 ④集積場担当・・・模擬店や企画展示の出展者がきちんとごみを分別できているか確認し、学園祭で出たごみの最終的な管理を行っています。また、廃油を回収して業者に受け渡すことも実施しています。 平成27年度の白鷺祭では②の「分別補助」という活動をベトナム人の研修生の方々に体験していただき、身近なエコ活動を学んでいただくことができました。 Q何か一言あれば。 活動中に、来場者の方からお礼を言われたり、学園祭後のキャンパス内の美しい景観を見たりすると、とてもやりがいを感じます。今後はより、来場者の皆様方、模擬店側、実行委員側が分別をきちんと守ってきれいな学園祭にどうすれば協力していただけるのかを考え、行動できればと思っています。 平成27年度クリーン班班長 吉川 実樹さん (生命環境科学域応用生命科学類) 学園祭のごみとどう向き合うのか -環境部エコロ助の取り組み-

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