環境報告書2014年度
46/60

44 OPU University Social Responsibility Reportながら実際にキャンパス内を歩き、現地調査を行いました。また、「E~きゃんぱすの会」と一緒に、企画について意見をもらいながらより具体的なツアー内容を検討し、ツアーで紹介する研究内容および施設に関わる大学の教職員の方々にお話を伺い、ツアーの許可申請を行いました。 6月からは、毎週ミーティングを開きながら、植物工場とメタンガスプラントの見学、ツアーの台本・アンケート・広報文の作成を行いました。7月末には2度のツアーリハーサルを行いました。府大の知られざる魅力!~ツアー内容~ ツアーを行ったのは、平成25年8月3日(土)。11:30からの午前の部と、14:00からの午後の部の2回です。主な対象は、オープンキャンパスに参加した高校生と保護者の方々で、前もってウェブサイトを利用して参加者を募りました。 ツアーのコースは、B3棟を出発点とし、まず何気なく歩いているキャンパスの通りに関する環境心理学的なデザインについて説明し、Uホール横の農場を通って植物工場に向かいました。植物工場を見学した後、堆肥施設、メタンガスプラントを廻り、実際にメタンガスカーの試乗体験をしました。最後にB3棟に戻り、海洋バイオマスについて学ぶというコースでした。<植物工場> LEDライトと肥料成分の入った水だけで、レタスやアイスプラント(葉や茎に水滴のような粒がついている吸塩植物)などの葉物野菜やコケを育てている植物工場を見学しました。ここでは、説明、工場内見学と同時に、植物工場で育てたレタスなどの野菜を参加者の方々に試食してもらい、大変好評でした。<メタンガスプラント> 生協食堂から出た食べ残しや野菜くずなどを、バイオマス資源として投入してメタンガスを生成するプラントを見学しました。ツアーの中では施設紹介や、プラントで生成されたメタンガスを充填したバギーに実際に試乗してもらうなど、環境に対する取り組みを体験していただきました。コストなどの課題点も伝えながら、参加者のみなさんと一緒に環境について考えました。 アンケート結果が語ること ツアー参加人数は合計24人で、男女の人数は同じでしたが、参加年代は16人が高校生、8人が付き添いの保護者となりました。参加者24人にアンケートを取ったところ、全員がツアーによって環境の分野に興味を持ち、ツアーを面白く感じてもらえたことがわかりました。 また、見学コースの中では、主に施設内を見学した植物工場やメタンガスプラントが印象に残ったようです。 ツアーの目標人数であった20人を達成、アンケートから、目的であったツアーを通して楽しみながら環境について考え、大阪府立大学の面白いところを知ってもらうことができたと考えられます。

元のページ 

page 46

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です