環境報告書2014年度
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大阪府立大学環境報告書 31生ごみをバイオガスに―食べ残し提供の食堂から― 「環境報告書(平成25年度版)」では、本学生協食堂の厨芥(食品残渣)のバイオガス化(メタン発酵)を実践する21世紀科学研究機構・資源循環工学研究所の取組みを紹介しました。今回は、バイオガスの原料となる厨芥を提供している生活共同組合食堂部、店長の石川芳人さんにお話を伺いました。食堂部から排出されるごみ(食品残渣含)の種類および処理方法 生協食堂部から排出されるごみ(食品残渣を含む)の種類及び処理方法は表3-5に示すとおりです。生ごみ(食物残渣)について 生ごみは、3種類に大別されます。 生ごみ(食物残渣)の排出量は、①が1日2~3kg、②のうち昼の分は週に2回ほど回収していますが、1回当たり2kg程度、③は未計測とのことでした。なお、食堂規模の割には食べ残しが少ないと石川店長のお話でした。厨芥のバイオガス化における課題および今後の展望・現状では、食べ残しを減らすような取り組みは積極 的に実施していない。・上記②と③の分別に手間暇がかかる。ただし、②の 詳細分別は不要である。・①および厨芥の一部(夜の残渣分)はメタン発酵に 活用されていない。今後は、衛生面やごみの細分類 の必要性から検討したい。  担当:田中大樹     玉井一生

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