環境報告書2014年度
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26 OPU University Social Responsibility Report上水と中水利用上水の利用 法人全体の各キャンパス別の上水使用量の推移は図3-5に示すとおりです。平成25年度はI-siteなんばの開設に伴い、同所の上水使用量も掲載しました。法人全体では毎年15万㎥を超える上水が使用されており、平成23年度以降は、毎年、前年度に比べて増加しています。 キャンパス別の1人当たりの上水使用量の推移は図3-6に示すとおりです。1人当たりの上水使用量はりんくうキャンパスが最も多く、次いで羽曳野キャンパスとなっています。また、平成25年度は前年度に比べ、工業高等専門学校を除き1人当たりの上水使用量が増加しました。節水と中水利用 本学の中百舌鳥キャンパスは、昭和46年(1971年)に「水質汚濁防止法」及び「大阪府公害防止条例」(現「大阪府生活環境の保全等に関する条例」の前身)に規定される特定事業場の対象になり、学内の廃水をすべて処理できる廃水処理施設の建設が急務となりました。その設計段階の基本方針として、廃水に関しては表3-4に示すように府大独自に新しく「A廃水」「B廃水」「C廃水」に区分した三系列の排水経路を設けること、またB廃水及びC廃水では適切な処理を施し、将来的にB廃水を中水として循環利用することが定められました。 その後、平成12年に中水システムが整備され、図3-8に示すように、B廃水の一部を消費電力の小さい再利用ユニットを用いて処理した後、学内のトイレの洗浄水として再利用しています。また、その中水が供給されている施設は図3-9のに示すとおりです。 現在、上水は生活用水、実験用水として使用し、排水は表3-4に示すB廃水、C廃水を利用しています。A廃水については、平成20年度以降、施設・配管の老朽化に伴いA廃水処理施設を廃止したため、現在は無機系廃液(廃液)として厳格な管理を進め、処理を業者に委託しています。またC廃水は処理をした未使用のB廃水とともにそのまま堺市の公共下水道に放流しています。 中水の利用量とその割合は図3-7に示すとおりです。中水利用量は年々増加してきましたが、ここ3年はほぼ横ばいとなっています。平成25年度では23,357m3 (上水道使用量の19.1%)となっており、m3

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