平成25年度版 環境報告書(要約版) 
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       創エネルギーの取り組み蘰 生ごみからエネルギー 蘰 資源循環工学研究所のメタン発酵プラントでは、学外の生活協同組合、学内の生協、NPO法人と連携し、おからや食堂から一日あたり2.3kg発生する生ごみなどを原料として、メタン発酵を行い、学内でバイク、車の燃料に利用しています。蘰 太陽光発電設備の現状 蘰 中百舌鳥キャンパスでは、植物工場(C20棟、C21棟)に30kWの太陽光パネルを2台設置し、物質棟(B5棟)に4kWのものを設置しています。大阪府立大学工業高等専門学校では平成23年3月14日から10kWの太陽光発電設備を設置しています。蘰 EVで大阪を元気に! 蘰 EV開発研究センターはEVや太陽光パネルの普及によって低炭素社会の構築と新エネルギーに関する産業の発展を目指す大阪府の「大阪EVアクションプログラム」の中の大阪産EV開発プロジェクトをサポートする組織として、平成22年度に設置されました。同センターでは行政機関や関係企業で構成される大阪産EV開発コンソーシアムの運営等を通じて、大阪産業の活性化を目指しています。       循環型社会の形成に向けて蘰 可燃ごみ及び資源ごみ 蘰 本法人の各キャンパスでは、紙類、空き缶・空きビン、ペットボトルを分別・回収しています。資源の有効利用の観点から、紙類については学内使用量の削減、また、日常発生する廃棄物については、徹底した分別収集を推進する必要があります。学生、教職員における意識の向上は言うまでもなく、各キャンパスに足を踏み入れた全ての方へ伝わるような活動が必要となります。 学内で使用されている紙の購入量を図に示します。平成24年度は前年度より紙の使用量が減少しました。可燃ごみの回収形態はキャンパスごとに異なっています。羽曳野キャンパスでは、従来から積極的なごみ削減を行っています。中百舌鳥キャンパスでは平成24年度からごみの排出量のモニタリングを開始しており、今後へ活かします。蘰 節水と中水利用 蘰 中百舌鳥キャンパスでは、B廃水(有害物質を含まない研究室廃水)の一部を消費電力の小さい再利用ユニットを用いて処理した後、学内のトイレの洗浄水として再利用しています。 中水利用量は年々増加傾向にあり、平成24年度では22,312㎥(上水道使用量の19.4%)となっており、上水使用量換算では約1,600万円の節約と水資源の有効利用に役立っています。蘰 グリーン調達の試行的実施に向けて 蘰 グリーン調達については、学生(E~きゃんぱすの会)と教職員が所属する「キャンパス環境対策推進会議安全・環境企画部会」において、大阪府立大学独自の「グリーン調達方針」を作成し、平成25年3月の同推進会議の機関決定を経て、平成25年度から法人全体で試行的に取り組むこととなりました。蘰 環境人材育成のための教育プログラム 蘰 副専攻「環境学」は、平成22年度より学部・大学院の一貫教育として、全大学院生を対象とした「国際環境活動プログラム」とともに、学士課程の学生を対象として開講しました。この副専攻は、「自然科学」「社会科学」「人間科学」の3つのアプローチで「環境問題」にせまる意欲的なプログラムで構成しています。教育目標として「T字型」等の人材の育成を掲げており、必修科目には「環境・生命・倫理」「環境学と社会科学への招待」「自然環境学概論」「環境活動演習」があります。また「環境活動演習」では、自治体、コミュニティ、地元企業、NPO等と連携し、環境活動を実践しています。メタン発酵プラント紙の購入量の推移(法人全体)植物工場の太陽光パネル中水フローチャート第2章第3章

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