平成24年度版 環境報告書
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33キャッチコピーは 「恋と環境に優しい」Column3333333大学利用者の大半が学生であり、普段の学生生活において私たちは、大量のゴミを発生させ、エアコンの過度な温度設定など、多大な環境影響に学生も大きく関与しています。私たちは、「持続可能な社会」に向けて、学生間での意見交換・学生活動の活性化を目指すためには、環境部エコロ助をはじめとする学内の団体の存在が必要になると考えます。学生という同じ立場から積極的に呼びかけ、また学生らしいアイデアを学内全体で起こす大きなアクションに繋げることができてこそ、大学全体としてエコキャンパスに向けて取り組んでいく姿勢を作ることができると思います。また、地域と連携した啓発活動を行うことによって、大学として地域への大きな役割を果たすことができると思います。私個人も、大学1年時より環境部エコロ助に所属し、堺市と協力して実施した「打ち水フェスタ」のエコロ助内の実行委員長を務め、学内だけでなく地域、国内で学生が活動することの重要性を学びました。学内で積極的に活動した学生が、他大学との情報共有など学外にも意見交換、活動することによって、更なるエコキャンパス化を期待しています。学園祭でのゴミ削減活動だけでなく、「Re:ほっかる」や「りちゃいくる」など、学内外で様々な環境活動をしている【環境部エコロ助】について紹介します。 環境部エコロ助は、2001年に設立し、現在は部員数約150人で活動しています。活動理念は以下の3つです。エコロ助の主な特徴として、「多様性」が挙げられます。部員は、すべての学部の学生が所属し、環境に対する様々な「考え方」が共存し、また初めは環境に興味のなかった学生が活動を経験することによって、意識が変わるなど環境人材の育成にも貢献しています。さらに、学園祭でのエコ活動だけでなく、キャンパス内での活動、「地球戦隊エコレンジャーショー」などの地域密着型の環境教育活動、行政など多様な主体と連携した環境啓発活動を行っています。学園祭では、エコロ助が全てのゴミの管理を担当し、ゴミの分別、リユース食器の利用、ゴミ削減に工夫した模擬店に「エコ店舗」の認定、また来場者の方々への啓発活動など積極的に行っています。このような継続した活動が評価され、2009年には、第7回全国大学生環境活動コンテスト(通称エココン)<1>にて、入賞しました。また、2010年度には、堺市より地域密着型の環境活動が評価され、「平成21年度堺市環境活動表彰」を、環境省からは、堺市との連携による環境啓発活動の取り組みや、「地球戦隊エコレンジャーショー」などが評価され、「環境大臣賞」を受賞しています。

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