平成24年度版 環境報告書
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202要な電源を消す、使わない電化製品のコンセントを抜く、などの省エネルギー活動を訴えることです。学内の省エネルギーの推進組織に協力という形での参加でしたが、大勢でキャンペーンを行うことができ、学生からも注目を集めたものと考えます。 省エネパトロールは、平成20年度から省エネルギー推進策の一環として行われていましたが、平成23年度夏季からは学生も参加しました。活動内容は主に、各講義室・研究室を回り、部屋の空調・照明の利用状況、利用人数を調査することと、空調の設定温度遵守を訴えるステッカーの張り直しです。 今回「E~きゃんぱすの会」 として参加し、設定温度が28℃より大幅に低い、大教室の少人数利用など、学生の講義室利用方法に問題があると感じ、今後このような部屋をなくすことが課題だと思いました。 空調の設定温度は25℃以下も約15%前後あり、改善が必要なところも見られました。現在、「E~きゃんぱすの会」と施設室で、よりいっそう効果的な取り組みはどのようなものか、データをもとに検討しています。施設管理者として、大学は、平成20年度以降、施設面を中心に省エネルギーに取り組んでいますが、LED利用の促進など工夫すべきところは多くあります。しかし、約8,000人の学生を抱える大学としては、学生もまたエネルギー消費の当事者であります。学生自身がそれを認識し、学生自身による取り組みがさらなる省エネルギーには不可欠だと考えます。平成24年度以降は、学生も学内の省エネルギーの推進組織と連携して、取り組んでいきたいと考えています。学生が自主的に省エネルギー活動に取り組むことや、学問の府として、省エネルギー対策を学生自身が研究対象にし、地域または世界に還元していくことも大切な取り組みではないでしょうか。 デマンド訓練は、各家庭のブレーカーと同じように、大学も使用電力上限を設定しており、その上限を一時的に下げて、影響を調査するもので、東日本大震災に伴う緊急停電の対応策の一環として行われました。また、上限を下げることによる省エネルギー効果のデータ検証も兼ねて、7月・8月に訓練が各1回行われました。 表4に示す省エネ対策の実施計画を立案、遂行しました。(3)中百舌鳥キャンパスでのSTEP1の 取り組み実施例                               安全・防犯対策を考慮したうえで、建物側の電灯を消して道側の電灯のみを点灯し、節電を行っています。 本学では、学内組織である「省エネルギー担当者会議」が進める啓発活動に学生も参画し、以下のような取り組みを展開しました。 夏季・冬季の省エネルギーキャンペーンとして、立て看板4枚の設置、ポータルへの掲載、チラシ4千枚(夏季)・うちわ1万枚(夏季)・しおり1万枚(冬季) の作成・配布を行いました。また、冬季においては、学生に、より省エネルギーに意識を持ってもらえるように、学生がポスターとしおりをデザインしました。 啓発で重視したのは、空調の設定温度が夏季は28 ℃、冬季は19 ℃とすることを明確に伝えること、また、不に還元していくことも大切な取りか。・外灯ランプの間引き(A12棟付近)生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生生の

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