平成24年度版 環境報告書
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171111111・温度設定について 調査の対象は、講義が割り当てられている31室が対象です。本学で指定されている夏期の冷房モードの設定温度は28℃ですが、図7に示す平成22年度前期の設定温度の頻度分布によりますと、指定温度になっている部屋はほとんどなく、より低い温度に設定されていました。・稼働時間について ある講義室A、Bで使用される一週間当たりの講義時間はそれぞれ27、25.5時間ですが、平成22年度前期に表1に示すように週を区切り、稼働時間の週変化を調べますと、図8、9に示すように稼働時間は夏に近づくにつれ長くなっており、6、7週目からは講義時間よりも長く稼働していることが分かります。稼働時間だけでおよそ3割長く稼働していることがわかり、その分エネルギーを多く消費していることが分かりました。  21世紀科学研究機構エコ・サイエンス研究所では、キャンパスのエネルギー効率化を目指した研究が行われています。キャンパスのエネルギー消費量を削減するためには、教職員および学生が使用する最終エネルギーの消費量を削減する、あるいはそれを供給する機器の効率化を図る必要があります。既設の機器の効率を高めることは困難ですので、同研究所では空調機の運用マネジメントに着目し、最終エネルギーの消費量を削減するための対策を練っています。 空調設備に関しては教職員および学生に管理が任されているため、必要以上のエネルギーを消費していると考えられています。このことについて、講義室に使用されている空調機を中心に、運転状態の計測を行っておられる研究所員の横山先生にお話を伺いました。 現在1、2回生が講義のために多く出入りするB3棟のすべての講義室を対象に、空調設備の稼働状況について実態調査を進めています。その結果、以下のことが分かりました。       Week number PeriodWeek numberPeriod14/12~1676/7~1124/19~2386/14~1835/10~1496/21~2545/17~21106/28~7/255/24~28117/5~965/31~6/4127/12~16

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