IRIS活動報告集9_2019年度
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5グッズなどの活用議論を活発なものにするしかけとして、①うちわ、②Sli.do、③「Youは何しに大学へ」用紙、④グラフィックレコーディングを使用しました。①うちわ主に前半で会場全体の意見をA、Bの質問形式で聞くときに使用しました。どの意見が多いのか会場全体で共有することができ、皆で議論をしているという意識につなげることができる材料の1つになったと思います。②Sli.do会場にいる一人一人が意見を匿名で投稿できるWeb上のサービスです。これを用いることで会場では声に出して意見することが難しくても、会場の人たちに自分の意見を届けることができるため、参加者の生の意見を引き出すことができました。③「Youは何しに大学へ」用紙座談会開始前、終了後の2回、「Youは何しに大学へ」という質問に対する回答を記載してもらいました。高校生自身が座談会前後でどのように考えが変わったか確認できるツールとなりました。④グラフィックレコーディング議論や対話などを絵や図などのグラフィックに可視化して記録していくファシリテーションの手法で、当日高校生から出た意見や質問、隠れた問題点などを絵のついた議事録として記録し、会場に張り出して全員で共有しました。高校生座談会 YOUは何しに大学へ?日程:2019年7月17日(水)会場:ハービスOSAKA B2F ハービスホール参加者数:17校300名ファシリテーター:大阪府立大学 理系女子大学院生チームIRIS12名高校生座談会の概要当日までの準備 TOPICS高校生の変化(Youは何しに大学へ の回答)IRISの声●グループディスカッションを通して半数以上の高校生たちは将来何がしたいかが決まっていないなかで、自分たちの大学での経験を生かしてお話させていただきました。高校生からはよりリアルなアドバイスが聞けて良かったとの声をいただき、嬉しかったです。IRISは色々な分野の理系学生が集まっているため、高校生一人一人がもつ興味や悩みに応じてアドバイスができ、視野を広げることに役立てたのではないかと思い、IRISとして活動するやりがいを感じました。(柳澤 真由)●司会を通して300人という参加者が受け身になりがちな規模感で、前で堂々と自分の悩みや考えを話してくれた高校生9人やSli.do、グラフィックレコーディングのおかげで、全員が前を向き目を輝かせながら議論に参加してくれたことがすごく嬉しく、とても印象的でした。(川岸 樹奈)●事前準備を通してビッグプロジェクトだったため、事前の準備・打ち合わせはたくさんあり、また自分たちの意見も積極的に取り入れてもらうこともでき、少し大変だけど大きなやりがいを感じることができました。準備したグッズやSli.doなどを高校生が使用し、座談会に積極的に参加してくれた様子を見たときは、とても嬉しかったです。(森田 喜恵)●IRISとして企画して企業の方主催のイベント企画は初めてで、責任感と緊張感を持って取り組みました。他のIRISイベントとの違いは、たくさんの方との連携が必要だったことです。日経さんとの話し合いでは、アイデアの実現に向けて必要な視点を学び、お手伝い頂く学生の方々に企画を伝える時には、自分たちの考えを共有することの難しさを感じました。このイベントを通して、大きなプロジェクトを進める難しさと達成感の両方を味わうことができました。(森脇 ちひろ)ファシリテーターからの話題提供に対して会場全体の高校生で議論。壇上には代表生徒9名が登壇、フロアの高校生を交えて「大学受験とは何か」「入学後にすべきこと」などについて活発な議論を行いました。3月上旬初回打ち合わせ:日経担当者様より企画趣意・概要の説明4月上旬座談会の進行案作成を担当するIRIS基幹メンバー4人による初回打ち合わせ「あれもいいね!」「これもいいね!」という手探りながらの冒険心が大きく、最初からいろいろな案が飛び出しました。5月中旬座談会の形式を「前半:講演形式」「後半:グループディスカッション」に決定5月下旬座談会をサポートするIRISメンバーを募集6月下旬進行案を決定 4月上旬の打ち合わせから十数回の打ち合わせをし、高校生が議論をするうえで本当に必要な内容はどのようなことか、タイムスケジュールが大丈夫かなどを踏まえました。ここから司会原稿、スライド作成など各自分担を決め、準備が加速!7月上旬座談会をサポートするIRISメンバーへの説明会を開催 当日のリハーサルを入念に行い、最終調整座談会本番前半: 「You は今?」     大学・学部の決め方、進路の悩みなど大学に入る前に思っていることを中心に討論後半: 「You は将来?」    30人程度のグループに分かれ、将来やりたいこと、興味についてグループディスカッション座談会開始前座談会終了後夢・目標を叶えるため。資格を取得するため。今自分がしたいことの研究内容に興味を持ち深く学ぶ。親から大学進学はあたり前と言われているため。本当にやりたいことを見つけ、それに沿って決めようと思う。親が行けと言うからとりあえず。やりたいことを決めて、それが叶う大学へ行きたい。サークルに入って色々な人と交流したい。夢に近づくきっかけ、中高では出来ないことにチャレンジしたい。広い教養、自分の就きたい職業で必要な知識・技術を習得する。出会いを大切に様々な情報から自分の道を決めたい。就職のため。自分のやりたいことを見つけて叶えるため。履歴書を書く時、高卒より大卒の方が良いから。好きな事でないと長続きしない。自分探しの大学生活を送りたい。一般的に進学した方が良いと思うから。専門分野を学び留学など通じて視野を広げたい。就職のため。興味のあることを深く学ぶため。興味を追求する。仕事にしたいと思うくらい好きなことを見つける。なりたい職業に就くため。先輩メッセージで「夢の変化」も良いと知り、今からでも大丈夫と思えた。

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