IRIS活動報告集8_2018年度
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YES89%NO11%卒業・修士論文発表9%学術論文17%その他14%学会発表60%大学40%模索中31%高校14%中学校9%小学校もしくはそれ以前 5%NO23%YES77%IRISの素顔 ~メンバーに聞いてみました~奥山 真衣博士前期課程2年所属:生命環境科学研究科   応用生命科学専攻   応用生命科学分野大橋 かるな博士前期課程2年所属:理学系研究科   物理科学専攻   生体光物理グループ森脇 ちひろ博士前期課程1年所属:工学研究科   物質・化学系専攻   応用化学分野伊藤 早希博士前期課程1年所属:人間社会システム科学研究科   現代システム科学専攻   環境システム学分野【研究内容】クルクミンの抗2型糖尿病作用メカニズムついて研究しています。2型糖尿病は世界中で蔓延する生活習慣病で、今後も増加の一途をたどると考えられるため「2型糖尿病の予防・治療法の確立」が重要です。そこで、カレーなどに含まれる身近なポリフェノールであるクルクミンの抗2型糖尿病作用に注目し、メカニズムについて研究しています。日々の食事により効果的に2型糖尿病を予防・改善することを目指しています。【研究内容】短時間で高感度なDNA検出法の開発をしています。DNA検出は、癌検査などに用いられる技術です。従来法では検出時間がかかり、感度も低いことが課題でした。そこで、私達はDNAをレーザーで検出器付近に集め、電流の流れやすさの違いからDNAを短時間、高感度に検出することに成功しました。これにより、検出時間を1/10に短縮し、少量のDNAでも検出が可能となりました。将来、この技術が確立されれば、予防医療の発展に大きく貢献できます。【研究内容】がん治療法の一つである温熱療法は、「がん細胞が正常細胞と比べて熱に弱い」という性質を利用した治療法です。しかし、がん細胞が熱に弱いことは知られていても、細胞内のどの部分が加温に弱いかはわかっていません。細胞は数十μmと微小であり、細胞一つを加温するのは困難であるためです。そこで私の研究では、光を吸収して発熱する「金ナノ粒子」を細胞の局所に集積させ、細胞内の一部分だけを加熱する「細胞ナノヒーター」の開発を行っています。【研究内容】私はメタン発酵の研究をしています。メタン発酵は本来であれば、廃棄される都市廃棄物などからエネルギーを取り出せる利点があります。一方、発酵に時間がかかることや、廃棄物からエネルギーを取り出した後に残ったかす(残渣(ざんさ))に、重金属が含まれることが課題となっています。そこでこの2つの課題に着目し、残渣に含まれる金属類を発酵促進剤として利用することで、発酵速度の促進と残渣の処理を同時に行い、より効率的かつ環境に配慮したメタン発酵の確立を目指しています。【趣味】食べ歩き。大阪をはじめ各地に足を運び、その土地のグルメを食べ尽くす事が目標です!【楽しみ】おしゃべりすること。美味しいものをみんなで囲みながらわいわいできるとなおよいです。笑【趣味・楽しみ】趣味は旅行です。去年はタイにトラを抱きに行ったり、弓道部の皆と石垣島に行ったりしました。オーストラリアや台湾の原住民の方と交流したこともあります。旅行先では、友達と一緒に美味しいもの、きれいなものを求めて歩き回っています。【趣味・楽しみ】友人と美味しいご飯を食べに行くことが大好きです。大好物はラーメンで、特にあっさりした醤油ラーメンには目が無いです。一方で、最近はイヤリング作りといった女子力の高いことにもはまっています。【趣味・楽しみ】趣味はお菓子作りです。思い立った時に作り出すので、深夜に作っていることもしばしばあります。食べることが好きなので、ご飯が一日のうちで一番楽しみです。ポケモンGOも趣味の一つで、ポケモンを捕まえに休日はよく出歩いています。Q1. 生まれ変わっても理系を選択しますか?A.文系を経験していないので断言はできませんが、生まれ変わっても恐らくもう一度理系を選択すると思います! 高校時代から興味を持ちはじめた食品の機能性について勉強ができていることと、忙しくも充実した今の生活に満足して、楽しく過ごしていることが大きな理由です。もちろん、理系を選ばなければIRISの皆さんにも出会えなかったので!笑(大学院に進まれるみなさん、お待ちしています!) 研究室に入るとプライベートの時間は制限されますが、学問だけでなく人としての成長に繋がることなど研究を通して学ぶことは幅広く、有意義な学生生活を送ることができたと思っています。なので、理系に進んで忙しい日々を送っていますが、後悔したことはありません。Q3. 研究成果を一番実感するのはいつですか?A.学術論文が受理された時です。なぜなら、将来沢山の研究に貢献できる可能性が高いと感じたためです。学術論文を知っていますか。学術論文は、査読(審査)を受けた独創性のある最新の研究成果を掲載した投稿論文です。研究を行う上で、研究のヒントになったり、研究の動機になったりもします。 論文を投稿するには大きく3つの審査に合格しなくてはなりません。1つ目は学術論文に相応しいテーマであるかという審査です。2つ目の審査は内容の正当性の評価です。この審査では審査員からのコメントを受け、そのコメントに対して返答、補足データを付け加え論文を再度投稿します。3つ目の審査では、再投稿した論文の審査を行います。これら全てに合格したものが学術論文として残るのです。これらの工程をクリアすることは大変ですが、自分が執筆した論文が学術論文として認められた時は、とてもやりがいを感じました。Q2. 将来の夢や目標が見つかったのはいつですか?A.皆さんは、将来の夢がありますか?昔は憧れの職業があったけれど、今はなくなったという方も多いのではないでしょうか。私自身が、そうでした。私は幼い頃、薬剤師を夢見ていましたが、成長して「何か違う」と感じ、何がしたいかわからなくなりました。大学生になっても明確な夢や目標が持てなくて、理系だし研究職だろうと他人事のように考えていました。 そんな私が将来を考えるきっかけになったのは、大学3年生の時に受けたキャリアデザインを考える授業です。そこで「将来の夢は変わってもいい」という言葉に出会い、考えが一変しました。夢を持てなかったのは、「叶えないといけない」と思い込んでいたからだと気付いたのです。それ以来、自由に将来を考え、行動できるようになりました。 皆さんも、好きなことをヒントに、「今の将来の夢」を想い描いてみてはいかがでしょうか。Q4. 現在、アルバイトをしていますか?A.私は現在、家庭教師とスーパーのレジ打ちの2つのアルバイトを掛け持ちしています。元々、教えることに興味があったものの、部活動などでアルバイトできる日数が少なく、融通の利く家庭教師を選びました。また、スーパーのレジ打ちは、お金のやり取りが主な仕事なので、常に集中して行うため、あっという間に勤務時間を終えられるという点で選びました。家庭教師は週1日、レジ打ちは週2日ほどで働いています。なるべく土日など実験と重ならない日を中心に働いています。どうしても予定が読めないところは、少なめにシフトを出すように調整しています。家庭教師は、わかりやすく物事を伝える力が以前より伸びたと感じます。また、レジ打ちは素早く商品を通しつつ、どうすればきれいにカゴに商品を積めるかなど、次の動作を考えながら作業する力が付きました。この力のおかげで、実験が効率よく進められるようになりました。機会があれば、黙々とできる採点のアルバイトもしてみたいと思っています。*(工)工学研究科、(生)生命環境科学研究科・生命環境科学域、(理)理学系研究科、(人)人間社会システム科学研究科(アンケート回答者数35人)Q1.あなたは、生まれ変わってももう一度理系を選択しますか?Q3.研究の成果をいちばん実感するのはいつですか?Q2.将来の夢や目標が見つかったのはいつですか?Q4.現在、アルバイトをしていますか?

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