大阪府立大学 ロールモデル集III
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これからは女性の活躍が鍵となる 大阪府立大学では、2010年度から文部科学省の支援を受けて「元気!活き生き女性研究者・公立大学モデル」というプログラムに取り組んできました。これは、本学の「多様な人材活用推進の基本方針」に基づくもので、女性がいきいきと研究・教育できる大学は、みんなが働きやすい環境であり、発展するとの考えから具体化してきたものです。 この3年間には、様々な形でこの問題を考えるシンポジウムを開催し、取り組みのシンボル的な保育園を開設しました。また、女性研究者を目指す学生を励ますためにロールモデル(お手本)集を作り、さらに理系を目指す高校生や中学生などに対する活動を展開するために大阪府立大学の女子大学院生によるチーム“IRIS(アイリス)”を結成するなど、学内の連携が見える形で実現してきました。本事業が進んでいることを実感でき、嬉しく思っています。 過日開催されたオープンキャンパスでは、IRISが企画した理系を志望する女子高校生のためのコーナーを開設したのですが、多くの女子高校生が集まりました。大学院生との触れあいの中で、学問することの面白さを知ってくれて、大阪府立大学に進学してくれるととてもうれしいと思います。昔は、理系の学問は男子向きと言われたこともありましたが、最近ではそのような区別は全く無く、本学でも女性研究者は文系にも理系にもおられ、素晴らしい活躍をしておられます。この小冊子を通して知っていただけるロールモデルが、夢を実現させるためのきっかけになってくれることを願っています。 大阪府立大学は、優れた研究・教育を行う大学、学生たちの学ぶ力と個性を伸ばす大学、世界を舞台にして活躍する研究者を育てて地域の信頼を獲得していく大学を目指します。もちろん、そこには男性と女性の区別はありません。ただ、これからの社会を築く上で、女性の活躍がとても重要であると思います。大阪府立大学での女性のますますの活躍に期待しています。理事長ごあいさつ2

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