元気!活き生き 大坂府立大学ロールモデル集
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(夫) 結婚してしばらくは、「24時間戦えますか」よろしく、朝から晩まで仕事と遊びに全力投球するDINKSを謳歌していました。 その後、妻の妊娠が分かり、つわりに負けずに海外出張までこなす妻を見て、「もっと何かできないだろうか」と考え、育児休業を決意。育休中は、24時間赤ちゃん漬けで、おむつ替えなどに悪戦苦闘する毎日でしたが、娘の日々の成長に立ち会えた素晴らしい経験となりました。 職場復帰してからは、「共有」を合言葉に何でもまず一緒にやってみて、どれだけ大変かを理解し合ったうえで、分担の道を探りました。今では、娘も「共有」の仲間入りをし、食事の準備や後片付け、そして洗濯物たたみなど、3人一緒にしていることがたくさんあります。 結婚、出産、子育て、そして将来的には介護など、それぞれのライフステージにおいて、現状とありたい姿とのギャップと真摯に向き合い、それを埋めるべく一生懸命考え、行動することが、ワークライフバランスで最も重要なことだと思います。(妻) 入社当時は「結婚しても仕事を続けられたらいいなあ」ぐらいの考えで、たいしたキャリア志向はありませんでした。その時その時に携わった仕事が面白くて、気づいたら今に至っています。P&Gでの製品開発業務は、専攻した化学を活かし、世界中の優秀な人たちと働く機会を持ち、世界中の消費者の生活を向上する手助けができる、とてもやりがいと魅力ある仕事です。 ワークライフバランスを保つためにこころがけていることは、ワークとライフにおいて何が重要かを明確にし、それをサポートする仕組み作りに投資を惜しまない、ということです。例えば、食器洗い機や自動掃除機など、進化するテクノロジーの力を積極的に活用して効率化をはかりながら、好きな料理をすることでストレス発散をしています。 また、自宅と会社と学校を徒歩圏内に置く職住近接を選び、家族との会話時間を大切にし、海外出張中もスカイプを使ったビデオ通話で、常につながるようにしています。趣味30%家事・育児30%仕事40%趣味10%家事・育児30%仕事60%(夫)ワークとライフは奪い合う関係ではなく、与え合うものです。 ワークがうまくいけば、ライフにも好影響があるし、ライフが充実すれば、ワークのモチベーションが上がる、というように、お互いを盛り上げていきましょう。(妻)多様性を認め、受け入れ、活用すること。 もし世界が100人の村だとしたら、日本人は2人未満です。 ぜひ、外の世界に触れ、違いを楽しみ、自らの成長につなげ、ひいては日本と世界をつなぐ懸け橋になってほしいです。(夫)比翼連理よろしく、家族それぞれが異なる世界を見聞し、それを共有できる生活を大切にしたいと思います。(妻)今日より明日、明日より明後日と、常に新しいものを見たり、挑戦を続けながら、楽しく暮らしたいと思います。将来の目標・夢Dream後輩へのメッセージMessageWork Life BalancePersonal History◦学生時代◦社会人時代〜1988大阪府立大学卒業〜1990大阪府立大学大学院博士前期課程修了〜1989大阪大学卒業1989〜Procter&Gamble(P&G)入社1990〜Procter&Gamble(P&G)入社2003〜2006ベルギー赴任2011〜家族でシンガポール移住2003〜2006ベルギー赴任2011〜シンガポール赴任2008〜経営・人財コンサルタント大学でキャリア講義ミーティング@カイロ妻夫1992結婚1997第1子出産29

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