生命環境科学域 理学類/大学院理学研究科 2019
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Department of Mathematical SciencesDepartment of Mathematical Sciences理 学 類数 理 科 学 課 程数理科学課程代数学には、整数や代数曲線など多くの研究対象がありますが、四則演算と関係することが本質的です。幾何学とは空間を調べる学問であり、そのアプローチは、代数系、微分など様々な道具を用います。数学の基礎をなす数理論理学や、諸科学への応用を目指した分野として、符号・暗号、グラフ理論なども研究します。おもな分野の概要数 理 科 学 課 程理科学とは、数学とその応用を学ぶ学問です。数学といえば、微分積分の計算や、方程式の解法などが思い浮かぶでしょう。しかし、雪の結晶、森の生物の動態、電子投票システムの設計、金融派生商品の価格付けなど、我々が住む世界は意外なほど数学と関係しています。数学を学ぶ醍醐味は、全く無関係に見える出来事が、構造を捉えると本質的に繋がっていることを知る驚きと喜びです。そのためには、きちんと段階を踏んで理論を理解すること、知識に基づいて正確な計算を行うこと、論理的に誤りなく推論することが重要です。数理科学課程では、これらの能力を育み、科学的な態度を身につけることを教育目標とします。それは、学問分野のみならず、社会のあらゆる場で必要とされるからです。表層の奥に潜む真理の探究に、ぜひ挑みましょう。数数理科学課程とは?▲ x2+y2+z3+2xyz=1グラフには接平面が定まらない点(特異点)があり、様々な代数的アプローチで調べることができます。代数学幾何学確率過程では、非決定論的な現象において成立する確率法則を、確率モデルを設定し数理的に解析して探求していきます。また、統計学では、不確実性を含むデータから、有用な情報を抽出するためのデータ解析手法とその応用について研究します。確率過程統計学自然科学、社会科学、応用科学などにおける様々な現象をモデル化した常微分方程式や偏微分方程式の解の性質を、フーリエ解析、関数解析、複素関数論、計算機シミュレーションなどを駆使して研究します。また、関連する数学的な基礎研究も行います。解析学応用数学05

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