生命環境科学域 理学類/大学院理学研究科 2019
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03学類長メッセージ 20世紀は、科学とその応用としての技術が飛躍的に発展した時代であり、豊かな物質文明が実現しました。一方で科学技術は地球規模の環境破壊をひき起こし、それが生命の存在を脅かすまで深刻化しました。21世紀ではインフォーメーションテクノロジー、ナノテクノロジー、バイオテクノロジーなどの新しい科学技術によって環境問題を解決し、人々がよりいっそう豊かで幸福になる社会を創造しなければなりません。これらを達成するための科学技術には、基本的な原理に基づいて現象を本質的に理解する数学、物理学、化学、生物学などの基礎科学の進展が不可欠です。そのために日本の基礎科学の教育研究を充実させ、幅広い視野と高度な専門知識を備えた人材の養成が必要となります。本学理学類には、数理科学、物理科学、分子科学、生物科学の4つの教育課程があり、学生は2年次にどれかの課程に進級します。理学類では、学生に各基礎科学分野の専門的知識を習得させると共に、科学に対する主体的な探究心と高い倫理観を育ませ、その結果、豊かな教養と高い創造力を身につけた社会の様々な課題に柔軟に対応できる人材を輩出します。理学類長八木孝司

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