生命環境科学域 理学類/大学院理学研究科 2019
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研究分野紹介28生物機能・多様性科学分子細胞生物学分分教授・原 正之 准教授・森 英樹再生医療や組織工学に役立つ動物細胞の培養技術や細胞の足場環境をなす生体材料(バイオマテリアル)についての研究を行っています。教授・居原 秀脳神経系の生理的機能や神経疾患の病態・病因を分子レベルで解析しています。分子生物学、生化学、細胞生物学、動物行動実験などの様々な手法を用いて、分子レベルで神経機能の制御システムの解明を目指しています。教授・佐藤孝哉 准教授・竹中延之動物細胞が外界の刺激に応答する分子メカニズム、とくに細胞内でのシグナル伝達機構の解明をめざします。さらに、細胞内シグナル伝達の異常によって引き起こされる病態の解析も行っています。   教授・八木孝司 准教授・川西優喜環境中に存在するいろいろな化学物質の生物や人体に対する影響をヒト培養細胞や大腸菌を使って遺伝子のレベルで調べています。発がんや発生異常などが起こる機構を解明して、人間の健康な生活と生命溢れる地球環境の維持に貢献します。教授・児玉靖司 助教・白石一乗放射線被ばくによって引き起こされるDNA損傷の修復機構や染色体異常の形成機構などを研究しています。これらの研究を通して、放射線発がんのしくみや神経変性疾患などの病態解明の一端を担うことをめざします。教授・宮本健助 准教授・竹田恵美植物ホルモンをはじめとする植物生理活性物質の役割や植物がさまざまな光環境のもとで光合成機能を最適化する機構について研究しています。植物の成長・発達に重要な物質や環境適応のしくみを研究することにより、生産性や環境ストレス耐性の高い作物の創出をめざします。講師・徳本勇人 助教・吉原静恵生態系を支える微生物と植物の機能解析を行っています。微生物では、実環境中で微生物集団が持つ生理機能を解析し、得た知見を有用物質生産や環境浄化技術に役立てることを目的としています。また、光合成生物がさまざまな光環境に適応するしくみを、分子レベルで解明することをめざします。このような研究によって、生産効率の高い植物の創出が期待できます。准教授・石原道博 講師・江副日出夫 助教・西野貴子生物多様性の維持や進化の機構を解明し、その保全に貢献することをめざしています。そのために陸上の昆虫や植物の生態を野外調査や飼育・栽培実験によって調べたり、DNA塩基配列などを用いて生物間の系統関係を明らかにする研究を行っています。さらに数理モデルの解析により生物個体群や進化の動態に関する理論を追究します。教授・加藤幹男遺伝子機能とゲノムの進化機構の解明を目標に、クロマチンやDNAの高次構造解析とゲノム情報を解析しています。また、環境メタゲノム解析を基に、生態系評価法の開発を目指しています。分子細胞生物学分野生物機能・多様性科学分野

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