生命環境科学域 理学類/大学院理学研究科
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03学類長メッセージ自然科学類は理学類へ―−基礎科学の専門的知識を修得するとともに、 主体的な探究心を育み、豊かな教養と 高い創造力を身につけた人材の育成をめざす− 平成30年から、理学類は数理科学課程を新設し、4つの教育課程(数理科学課程・物理科学課程・分子科学課程・生物科学課程)で再始動します。それにともない名称を自然科学類から理学類へと変更しました。 20世紀は、科学と、その応用としての技術が飛躍的に発展した時代であり、豊かな物質文明が実現されました。そして、21世紀では、さらなる科学(ナノテクノロジー・インフォメーションテクノロジー・バイオテクノロジーなど)の発展が求められています。この社会的要請に応えるためには、基盤である基礎科学の教育研究体制を充実させ、幅広い視野と高度な専門的知識とを兼ね備えた人材が不可欠です。一方、豊かな物質文明をもたらした科学技術は、同時に地球規模の環境破壊をひきおこし、それは生命の存在を脅かすまで深刻化しています。地球環境に調和した科学技術と人間社会に融和した情報技術の創造は21世紀の重要な学際的課題であり、その解決のためには、基本的な原理に基づいて現象を本質的に理解する必要があります。すなわち、「基礎科学」の教育研究の役割が、年々その重要性を増しているのです。私たち理学類では、基礎科学分野の専門的知識を修得するとともに、主体的な探究心を育み、豊かな教養と高い創造力を身につけた人材、そして社会の変化に柔軟に対応できる人材の育成をめざしています。自然科学類長藤井郁雄Ikuo FUJII message

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