キャンパスガイド2020〈生命環境科学域 抜粋版〉
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60生命の原理や自然の摂理を学び研究し、世界で活躍できる能力を身につける。これが生命環境科学域の学びです。原子から宇宙まで、人の興味は科学として展開され、何かを知りたいという欲求は新しい技術を生み出し、それを応用して人の社会は発展してきました。その一方で、温暖化などの環境破壊や資源の枯渇など、総合的な視野を持たなければ解決されない様々な問題が生じています。大学はそれらを理解し、解決する能力を培う学びの場です。これまでの学問や研究は体系化された学問単位(工学、理学、農学など)で行われてきました。しかしながら、近年それら単位を融合し、より社会の変革に柔軟に対応しうる学問体系が求められています。生命環境科学域は、バイオサイエンスやバイオテクノロジーを基盤とする獣医学分野や応用生命科学分野、緑の機能を用い循環型社会の構築に貢献する緑地環境科学分野、ならびに、これらの学問的基盤となる理学分野を統合し、微生物や動植物を含む生命体やそれらを育む自然環境の成り立ちや相関関係を学び研究する新しい学びの場です。科学は著しく進歩してきましたが、進歩すればするほど新たな課題が生じています。従って、本学域で学ぶことで、生命の原理や自然の摂理に関する最新科学を理解し、それに係わる専門的な知識や技術を習得し、次に学んでいる学問領域の課題を発掘し解決する能力を身に付けてください。また、自分が専攻する学類以外の教員や学生と、様々な課題について討論することにより、幅広い知識(総合的な視野)と自主的、継続的に学習する能力、論理的な思考や記述力、そして国際的な視野やコミュニケーション能力を習得し、国際社会で活躍できる人に育って下さい。今はまだ将来像がはっきりしない人もいると思いますが、本学域の学びにより、将来進むべき専門分野、道が見いだされることでしょう。生命の原理や自然の摂理を学び、新たな科学の発展を担える気概に溢れる、あなたの挑戦を期待しています。生命体、それを育む自然。それらの成り立ちや関係性を探究する新しい科学分野を共に創生しよう。生命環境科学域長竹内 正吉農学博士専門分野は獣医薬理学。腸組織を構成する神経や平滑筋細胞等の機能を明らかにし、消化管運動調節機構やその病態時での変化を解明している。Prole高度な研究施設が充実しており、大学院と連携して最先端の研究を反映した教育を展開しています。 (例)最新機器により動物の診断と治療を行う「獣医臨床センター」、実験動物の飼育・実験方法を実践的に学ぶ「動物科学教育研究センター」、   生命環境特別実験室・食の安全特別研究室・レーザー工学実験室などが設置された「先端バイオ棟」「サイエンス棟」「環境情報実験棟」など中百舌鳥キャンパスの豊かな自然環境を生かし、動植物の働きや生態系、人との関係を学ぶ様々なフィールド実習を行っています。 (例)水田、果実園、緑地帯、池、水路など獣医学類は6年間のカリキュラムで、1年次は中百舌鳥キャンパスで、2年次以降はりんくうキャンパスで学びます。● ● ●point pick up42現代システム科学域知識情報システム学類環境システム学類マネジメント学類工学域電気電子系学類物質化学系学類機械系学類生命環境科学域応用生命科学類緑地環境科学類理学類獣医学類地域保健学域総合リハビリテーション学類教育福祉学類看護学類大学院留学・国際交流キャンパスライフ就職・キャリアサポート大阪府立大学の沿革キャンパス紹介

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