工学域2019
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02学際的に学び、課題を解決する思考力とグローバルな社会で活躍できる能力を身につける。それが、工学域の学びです。20世紀の目覚ましい工学の発展は、現在の豊かな社会を実現するうえで大きな推進力となってきました。しかしながら、今日の日本の産業は、近隣諸国の技術力伸長による国際競争力の低下、あるいは不安定なエネルギー供給がもたらす生産性の低下などにより、大きな転換期を迎えています。このような状況下で、ますます最先端の研究や技術革新に基づくモノづくりにより、その存在感を世界に示していかなければなりません。このような現状を打破していく人材を育成するため、本学の工学の学びは、工学域として3つの学類制をとっています。工学域に入学される皆さんは、あるひとつの専門性を追究するだけでなく、幅広い分野を学際的に学び、段階的に専門性を深める学びが可能になっています。さまざまな問題が複雑に絡み合う現代社会では、直面する課題に対処するため多様な分野の知を統合し、問題解決の方法を自ら考え実践する力が必要となります。この他にも、確かな思考力を身につけるため、基礎学力をより重視するカリキュラム編成をおこなっています。また、コミュニケーション力を培う英語科目やインターンシップなどのキャリア教育の場も充実させています。皆さんにはこれらの教育を通じて、グローバル社会で通用する技術者としての確かな力を身につけてほしいと思います。本学域の教育環境はきっと、皆さんが抱く夢と希望に応え得るものと確信します。

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