工学域2019
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課程の学びについてDo Your Chemistry!-フレッシュな感性と新しい価値観で君たちの化学を創造しよう! 応用化学課程では、物質を構成する分子だけでなく、その中の原子とそれらを結びつけ、化学反応をつかさどる電子の動きまでさかのぼり、新しい物質を創製するのに必要な学問を学びます。 人類は、天然資源を有効に利用するとともに、新しい物質を創造することで今日の豊かな生活を築いてきました。このような発展を支えてきたのは優れた科学と技術であり、なかでも物質の構造、性質、反応を原子・分子レベルで理解し利用しようとする学問、すなわち化学が重要な役割を果たしています。 本課程には、分析化学、無機化学、物理化学、有機化学、高分子化学、電気化学、環境化学など広範な化学分野について、講義のみならず、演習や実験を取り入れた多彩なカリキュラムが用意されており、基礎から高度な先端の化学までを総合的に学ぶことができます。 本課程には、次世代の蓄電池や太陽光で環境浄化する光触媒、エネルギー変換材料や医用診断デバイス、優れた機能をもつ高分子やバイオマテリアルの開発など、最先端の研究を行っている教員が在籍しています。学生は自身のオリジナルな研究を通じて、「物質を合成し、その性質を知る」喜びを体験し、研究者あるいは技術者としての一歩を踏み出すことになります。 本課程では、国際的に活躍できる研究者を養成するため、学生が国際会議に参加したり、海外の著名な研究者の講演に接する機会を積極的に設けています。● 走査型電子顕微鏡による電極材料の表面観察および組成分析● 自動合成装置を用いた新しい有機化合物の合成16

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