CAMPUS GUIDE 2019
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59家族支援看護学実習:母性家族支援看護学実習:母性高度医療に対応する能力や地域の看護において、自ら判断できる能力などを備えた、看護専門職者を育成します。 高度医療活動を支える専門知識・技術を備えた、「看護師」「保健師」「助産師」といった看護専門職者の育成を目的としています。看護の領域が病院や保健所などの施設内から在宅や地域などの施設外へと拡大し、対象者の生活も複雑化している社会状況に対応すべく、妊産婦、小児、成人、高齢者など、さまざまな対象へのケアや健康回復や健康の保持・増進などに関する看護の知識・技術を学びます。また、看護学における「基礎」「療養支援」「家族支援」「生活支援」の4つの領域を中心に専門性を追究しながら、緩和ケア、国際保健、災害支援看護など、看護を広い社会的視野からとらえる学びを展開し、関連職種と密接な連携のもとで協働して看護を実践できる応用力ある専門職業人を育てます。教育の特色看護における講義・演習・実習を系統的に配置し、理論的知識と実践的知識の統合をめざす人間そのものや人間の生活にかかわる健康、自然、文化、社会、環境などの、さまざまな側面から看護について理解を深めていきます。具体的には看護学はもちろん、解剖生理学や生化学、医療と社会福祉学などにより、人間の身体的、心理的、社会的知識を習得。さらに、医療遺伝学や薬理学、公衆衛生学、カウンセリング論などの科目を設置しています。看護の基礎から応用、さらには倫理観まで幅広い学問分野を学習実践力を育成する場として、多くの学外実習の機会を用意。大阪府立系の医療機関、保健所、大阪府内の市町村保健センター、介護老人保健施設や訪問看護ステーションなど、学生の将来の進路や目的に応じたさまざまな実習施設を確保しています。病院、老人保健施設、保健所、訪問看護ステーションなどで豊富な実習を実施医療機関などでの実習では、学生を5人程度の小グループに分けて実習を行います。実習開始前には、目的や目標などを明確にする事前指導を行い、実習中は個別指導やカンファレンスを通しての指導、実習後には目標の達成度を学生にフィードバックする事後指導を実施するなど、きめ細やかな指導を行っています。少人数制実習できめ細やかに指導人間を対象に援助を行っていく看護専門職者には、看護を科学的に探究していく思考力や医療・保健現場で役立つ専門的知識・技術はもちろん、人間に対する深い洞察力とヒューマニティが求められます。1年次は、幅広い教養が身につけられるよう共通教育科目を中心に学習。2・3年次となるにつれ、専門科目が増え、看護知識・技術の基礎を学んでいきます。3年次後半からは、学外施設での実習がはじまり、これまで得た知識を活用し、自ら考え、看護を実践することを学びます。こうした段階的な学びを通して、単に知識だけにとどまらない、看護実践力を高めるとともに、他職種と連携し、リーダーシップが発揮できる能力を養います。看護学類School of Nursing61

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