CAMPUS GUIDE 2019
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59本学類では、4年間の講義、キャンパスに広がる豊かな緑地環境や学外フィールドを活用した実験・実習、最新の実務に触れるインターンシップ、さらに指導教員のもとでの卒業研究を通じて、健全な緑地環境や都市圏を守り創造するために必要な専門的知識・技術や問題解決能力、さらに広領域に渡る研究やプロジェクトを自主的、計画的に推進する能力を備えた緑と環境のスペシャリストを養成します。卒業後は、自然環境・生態系などのモニタリングや保全、創造、維持管理にかかわる専門職業人として、今後益々ニーズが高まる企業、行政機関の環境関連分野、食料生産やその基盤整備分野、都市計画・環境資源管理分野などの各方面で活躍できます。さらに高度な専門技術や自立した研究能力の習得をめざし、大学院に進学し、自らをより向上させることもできます。生命を育む緑地を多様な視点から科学し、循環型社会の構築をめざします。本学類は、大気、水、土、生物などの環境要素と人間活動との相互作用によって成立する緑地を扱うため、農学と工学をベースに生態学や環境学、社会科学を融合させた学問領域です。生態気象学・生物環境調節学・土環境学・水環境学・生産環境学、そして緑地計画学・緑地保全学・地域生態学・環境動物昆虫学という9つの主研究分野の連携により、持続可能な地域の将来を創造する総合力を養います。農学と工学、さらに生態学や環境学、社会科学を発展・融合させ、持続可能な地域の将来を考える新しい環境科学分野200種以上の樹木や、周囲の水田に水を供給する役割を担ってきた池がある中百舌鳥キャンパス。そこには、植物を中心に、微生物から昆虫、野鳥など多様な生き物が生息しています。大阪という都市圏と共存する広大な緑地環境の中、緑の機能やこれからの都市計画のあり方について体験的に学修できます。甲子園球場約12個分のキャンパスに広がる豊かな緑地環境都市と自然の共存を学ぶ環境が身近に存在大阪府の関係機関や地元堺市をはじめ周辺市町村、里山保全ボランティア団体と連携。農林業や里山保全の最新の取り組みを学修し、実践するため、専門科目の実験・実習では、学外での実習プログラムを豊富に準備しています。農林業や里地・里山保全の最新の取り組みを学び、実践する学外実習インターンシップ先には、農林水産省の研究機関や地方事務所、民間の環境関連の調査機関やコンサルタント会社など、緑地環境科学に関わる諸機関を用意。1週間程度の体験実習により、専門領域に対する社会的な要請やその位置づけを理解することはもちろん、問題意識や実社会への対応能力を向上させることができます。農林水産省の研究機関、環境関連の民間企業などで専門性の高い体験実習を行うインターンシップ緑地環境科学類School of Environmental Sciences and Technology49

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