大阪府立大学キャンパスガイド2021
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59TOPICSその他の看護学類「家族支援看護学実習(母性)」で、約20名の学生が2つのグループに別れて、主に新生児の看護援助と、妊婦・褥婦(じょくふ:出産直後の女性)のケアに関する演習が行われました。新生児の看護援助・観察では、3,000グラムの重さがあるリアルな新生児のモデルを用いて、新生児処置台での身体計測(身長・体重)や、体温計測、呼吸の観察、心拍の聴診をはじめ、スキンシップを交えながらの全身観察を行います。また、新生児の身体を清潔にするため、おむつ交換や更衣、適切な温度を確かめながら沐浴も行われました。看護の現場において看護師に求められる仕事は多岐にわたります。一人ひとりの患者に適切な処置を行うことはもちろん、よく観察し身体的・精神的な負担を軽減するよう十分に配慮すること、各現場における状況やルールをよく理解し他の看護師や医師との連携を図ること……。多くを求められるからこそ、看護師としての基本的な知識をしっかり身につけ、確実に経験を積んでいくことが重要です。「家族支援看護学実習:母性」学内演習「基礎看護技術学Ⅱ」レポート学類詳細はP.61から看護学研究科看護学類全文はWEBから全文はWEBから大阪府立大学地域保健学域は、看護学類、総合リハビリテーション学類、教育福祉学類の3つの学類を設置しています。学部時代には、看護職、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、社会福祉職や教員などの専門職を個別に育成していましたが、2012年にその養成に関わる学問領域を学域・学類として統合・再編し、「人が健やかに生きる」ことに影響を及ぼす現代の諸問題を総合的にとらえて分析し、それぞれの専門領域の視点を交じり合わせながら学びを深めていくシステムを作りました。多様な専門領域が連携する視点を養う/地域保健学域共通科目全文はWEBからTopics63

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