大阪府立大学キャンパスガイド2021
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59物質化学系学類 School of Materials, Chemistry and Chemical Engineering応用化学課程21世紀の社会では、環境と人にやさしく、暮らしに役立つ素材を提供する「新しい化学」(新しいモノづくり)が今までにも増して求められています。未来を支える「新しい化学」は、既存の概念や既存の化学からではなく、柔軟な感性と価値観によって育まれた、独創性と個性豊かな “Only One Chemistry”から生まれます。応用化学課程では、未来の科学・技術に貢献する「新しい化学」を創造する人材の育成を目指します。未来を支える新しい化学を創造する。想定される進路資格・受験資格■中学校教諭一種免許状(理科)                                       ■高等学校教諭一種免許状(理科・工業)Do Your Chemistry! ― フレッシュな感性と新しい価値観で君たちの化学を創造しよう!応用化学課程では、物質を構成する分子だけでなく、その中の原子とそれらを結びつけ、化学反応をつかさどる電子の動きまでさかのぼり、新しい物質を創製するのに必要な学問を学びます。人類は、天然資源を有効に利用するとともに、新しい物質を創造することで今日の豊かな生活を築いてきました。このような発展を支えてきたのは優れた科学と技術であり、なかでも物質の構造、性質、反応を原子・分子レベルで理解し利用しようとする学問、すなわち化学が重要な役割を果たしています。本課程には、分析化学、無機化学、物理化学、有機化学、高分子化学、電気化学、バイオ化学、環境化学など広範な化学分野について、講義のみならず、演習や実験を取り入れた多彩なカリキュラムが用意されており、基礎から高度な先端の化学までを総合的に学ぶことができます。また応用化学課程では、次世代の蓄電池や太陽光で環境浄化する光触媒、エネルギー変換材料や医用診断デバイス、優れた機能をもつ高分子やバイオマテリアルの開発など、最先端の研究を行っている教員が在籍しています。学生は自身のオリジナルな研究を通じて、「物質を合成し、その性質を知る」喜びを体験し、研究者あるいは技術者としての一歩を踏み出すことになります。■各種研究機関■化学、医薬、食品、電気、自動車、金属、セラミックスなど各種企業■公務員■大学院への進学31

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