プレスリリース

大阪府内初!国土地理院と共同で電波望遠鏡を用いた精密測量を達成

更新日:2017年2月13日

―地殻変動監視への貢献に期待―

大阪府立大学と国土地理院は、大阪府立大学中百舌鳥キャンパス(大阪府堺市)の口径3.8m電波望遠鏡と国土地理院(茨城県つくば市)の口径32m電波望遠鏡を用いて、星から来る電波を使った精密測量「測地VLBI観測」(参考図)を2016年12月に行いました。その結果、二つの電波望遠鏡間の距離を±4mm以下の精度で決定することに成功しました。大阪府内で天体からの電波を用いた測量を行ったのは初めてで、近畿地方でも二番目の観測例です。(平成5年に国土地理院が和歌山県海南市で移動観測を実施)

測地VLBI観測では電波望遠鏡間の距離を数mm~1cmの精度で測定することができるため、その距離の変化を高精度に検出できます。中百舌鳥キャンパスはユーラシアプレート、国土地理院は北米プレートに属していることから、電波望遠鏡間の距離の変化はプレート運動を表していると考えられます。プレート運動による地殻のひずみは直下型地震のエネルギー源であり、平成23年の東日本大震災以降、日本列島の地殻のひずみの様相が変化していると考えられます。その様相を高精度で測定できるVLBI観測手法は、西日本の地殻変動監視への貢献が期待できます。

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(参考図)測地VLBI観測(Very Long Baseline Interferometry:超長基線電波干渉法)

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