大阪府立大学

新型コロナウイルス感染症に関する学長共同メッセージ ―「自分ごと」として、学生・教職員全員で大切なひとのいのちを守ろう!―

更新日:2021年1月18日

大阪市立大学 学長 荒川 哲男
大阪府立大学 学長 辰巳砂 昌弘
関西大学 学長 前田 裕

1月13日、緊急事態宣言の対象に、私たちの大学がある大阪府が追加されました。大阪府においては医療機関の対応力を越えており、これ以上感染者が増えると助かる命も助からなくなり、医療従事者にとってはきわめてつらい「命の選択(トリアージ)」が迫られることになります。

大阪府における最近の感染急拡大は、とくに若者と中年者に多い傾向です。また、感染現場も「夜の街」から「家庭」へとシフトしてきており、無症状・軽症の感染者が、無意識に家庭にウイルスを持ち帰ることでおきたと考えられています。その結果、高齢者へ伝播し重症者の増加に繋がっています。

今、誰もがどこででも感染するリスクを負っています。自分がウイルスを持っているかもしれない「自分ごと」として行動しましょう。多人数での飲み会や食事会等、クラスターリスクが大きい行動の自粛は当然ですが、マスク、手洗い・手指消毒、人との距離の確保、検温、健康管理等の個人の基本対策や下図の家庭内感染予防の対策を、教職員・学生の一人一人が確実に実行することで、感染拡大は収まり、重症者も減ってくると確信しています。

まもなく学期末の試験等が終われば、4月の新学期まで時間的余裕ができる学生諸君も多いでしょう。こんな時だからこそチャレンジできることもあると思います。時間ができたら読もうと思っていた長編作品を読んだり、世界中で開かれている様々なオンラインセミナーに参加したり、「自分はどんな人生を歩みたいのか」、「自分はどんなことが好きなのか」など、ぜひ自分と向き合い考える時間を過ごしてください。そうすれば、日常が戻ったとき、きっと変化に対応する力が身についていると思います。私たちは、諸君に楽しく思い出に残る学生生活を送ってもらいたいと切に願っています。

新型コロナウイルス感染症に関する画像

  • 大阪市立大学、大阪府立大学、関西大学は、2008年度に包括連携協定を締結し、教育・研究・社会貢献・国際活動など様々な活動において交流・連携しています。

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