大阪府立大学

本学 小型宇宙機システム研究センターの学生が 「Startup Weekend OSAKA space」で優勝!

更新日:2020年6月19日

2020年2月21日(金)~23日(日)の3日間、Panasonic Wonder LAB Osaka(門真市)にて開催された、「Startup Weekend Osaka Space 1st」において、小型宇宙機システム研究センター学生所属チームが見事、優勝しました。

このイベントは、全国で開催されているスタートアップウィークエンドのイベントで、毎回テーマが異なります。今回のテーマは「宇宙」で、参加者約50名が8チームに分かれ起業体験をしました。小型宇宙機システム研究センターからは、5名の学生が各チームに分かれて参加し、その内4名が所属する3チームが1~3位受賞となりました。

文部科学省 宇宙航空人材育成プログラムに採択された「超小型衛星開発とアントレプレナーシップ教育を通じた宇宙システム活用人材の育成(PERSEUS)」では、小型宇宙機システム研究センターの学生・大学院生を中心とした宇宙開発に興味のある学生を対象に、教育プログラムを試行しています。今回の受賞は、宇宙ビジネスを念頭に置いたアントレプレナーシップ教育を目的として実施したプログラムの成果の一つとなりました。

受賞チームと小型宇宙機システム研究センター所属の参加者

優勝

テーマ「宇宙不動産の仲介業」
チーム名:宙(そら)の巣
川原 大毅さん(大阪府立大学 工学域 機械系学類 航空宇宙工学課程 2年)
水戸 拓郎さん(大阪府立大学 工学域 機械系学類 1年)

準優勝

テーマ「衛星情報を利用した隠れた観光地の発見」
チーム名:SORA街
古田 悠真さん(大阪市立大学 理学部 物理科 3年)

3位

テーマ「衛星データ・XRを利用した宇宙疑似体験サービス」
チーム名:ダイバシティ
上田 滉也さん(大阪府立大学 工学域 機械系学類 航空宇宙工学課程 2年)

優勝チーム 川原さんのコメント

このStartup Weekendは、起業の際にぶつかる壁を体験させてくれるところなのだと改めて感じました。自分たちのチームが優勝できた勝因は、メンバーがそれぞれ違う立場の観点から物事を考えることができ、役割を分けて作業を円滑に進められたことだと感じました。また、小型宇宙機システムセンター所属の参加者がいるチームが1位から3位までを取ることもできました。「興味はあるが参加するか迷っている」「技術的な能力が欠けているから参加できないのでは」という人も多いかもしれませんが、この起業について考えるアイデアソンはプログラミングなどの技術は必要なく、だれでも参加することができ、アイデアを持っていればなおさら良いプログラムです。

自分も一人では参加する勇気がでませんでしたが、友達を誘って応募し、その結果、世界と日本のシステムについて見識の深い人や宇宙関連とは別の分野の社会人と話す機会を得ることができました。また話を聞くことで自分の考えを広げることができました。起業に興味のある人や、テーマに関するアイデア(今回の場合は宇宙に関するアイデア)に興味を持つ人にはStartup Weekendへの参加を勧めたいと思いました。

文部科学省 宇宙航空人材育成プログラム「超小型衛星開発とアントレプレナーシップ教育を通じた宇宙システム活用人材の育成(PERSEUS)」について

このプログラムは、2018年度 宇宙航空科学技術推進委託費 宇宙航空人材育成プログラム「超小型衛星開発とアントレプレナーシップ教育を通じた宇宙システム活用人材の育成」として採択されたプログラムです。スタートアップ企業の存在感が高まっている宇宙開発の流れに適応できる人材を育成するために、これまで大阪府立大学が培ってきたシステム思考・デザイン思考・アントレプレナー教育と、超小型人工衛星を念頭に置いた宇宙工学とを体系的に融合した新しい教育プログラム構築に向けて、株式会社レヴィ・株式会社インディージャパンを共同参画機関として取り組んでいます。

大阪府立大学「小型宇宙機システム研究センター」の大学生・大学院生を中心に、宇宙開発に興味のある学生を対象に、高度人材育成センターとも協力して教育プログラムを試行しています。このプログラム試行を通して、小型宇宙機システム研究センターの将来を担う学生を育てるとともに、宇宙ビジネスを開拓する心意気を涵養することをめざします。

関連情報

お問い合わせ

高等教育推進機構 高度人材育成センター(宇宙航空人材育成プログラム)

Tel 072-252-6183 Eメール perseus[at]ao.osakafu-u.ac.jp[at]の部分を@と変えてください。