大阪府立大学

三大学連携事業公開講座「SDGs いま考えるべき水の未来」を開催

更新日:2021年1月18日

2020年11月28日、大阪府立大学・大阪市立大学・関西大学の三大学連携事業公開講座「SDGs いま考えるべき水の未来」を開催しました。本講座は2008年に締結された三大学連携協定に基づき実施されており、17回目を迎えた今年は、オンラインでの開催となりました。

本学の辰巳砂学長による開会挨拶で始まり、基調講演には東京大学総長特別参与・国連大学上級副学長の沖 大幹 教授が登壇。「水と気候変動と持続可能な未来」をテーマに、水に関する世界の現状が伝えられるとともに、若い世代に向けて「22世紀の世界がどうなるかではなく、どうしたいかの問題だ」とのメッセージが送られました。

続くパネルディスカッションには、沖教授に加え三大学の教員と学生が登壇。本学の大塚 耕司 現代システム科学域長が進行役を務めるとともに、現代システム科学域 遠藤 崇浩 教授、大阪市立大学大学院工学研究科 相馬 明郎 教授、関西大学商学部 岡 照二 教授がパネリストとして登壇したほか、学生パネリストとして現代システム科学域4年 横田 響さん、現代システム科学域3年 佐藤 真緒さん、大阪市立大学工学部4年 古川 桃子さん、関西大学商学部3年 浅田 愛梨さんが登壇しました。配信が一時途切れるトラブルもありましたが、世界の水環境を取り巻く様々な現状について、分野横断的にパネリストから語られるとともに、水の未来のあるべき姿について熱心な議論が交わされ、大阪市立大学の荒川学長による閉会の挨拶で幕を閉じました。

この他に、三大学の学生団体によるSDGsに関する取組が動画で発表され、本学からは環境部 エコロ助が団体の活動を紹介しました。

終了後、学生代表として登壇した横田さんは「貴重な経験になった。今回の経験を今後の研究や、ゼミでの発表などに活かしたい。」と今後への意欲を見せてくれました。また、同じく学生代表の佐藤さんからは「日本のような先進国では十分な水や食料があることが当たり前になっているため、今日も学校に行かずに、綺麗とは言い切れない水を遠くまで運ぶ子供たちがいることは想像しにくいが、そういった深刻な事実があることをまず私たちが「知る」ということはとても大切だと思う。」という気づきが聞かれました。

三大学連携事業公開講座では、これからも様々な課題について議論し、解決に向けて取り組んでいきます。

関連情報

お問い合わせ

国際・地域連携課地域連携室

Tel 072-254-9942