大阪府立大学

文部科学省にて「障がい者スポーツ科学とボッチャ」テーマ展示と講演会を実施

更新日:2019年8月9日

2019年7月1日(月)から8月8日(木)まで、文部科学省エントランスにて、「障がい者スポーツ科学とボッチャ」をテーマにした企画展示を実施しました。

展示では、本学 総合リハビリテーション学研究科が取り組む障がい者スポーツ科学とその実践の場である重度障がい者のパラリンピック正式種目「ボッチャ」について、またボッチャを通した障がい者の社会参加等について紹介しました。

また、7月30日(火)には、理学療法士および科学者としてボッチャの選手強化・振興に長年関わってきた総合リハビリテーション学研究科の奥田 邦晴 教授による講演「障がい者スポーツ科学の目指すものとボッチャの魅力」や片岡 正教 講師によるにボッチャ体験会も行われ、民間企業や行政関係者が多数参加しました。

奥田 邦晴 教授のコメント

障がい者にとってスポーツは、楽しみ、交流の場、競技、リハビリ、そして社会参加のための一つの大きなツールにもなり得ます。これまで私たちの研究室では、様々な障がい者スポーツの選手強化を科学的にサポートしてきました。特に近年は、重度障がい者のパラリンピックスポーツである「ボッチャ」に深く関わっています。

今回「障がい者スポーツ科学とボッチャ」をテーマに、研究室の取り組み、例えば、脳性麻痺ボッチャ選手の競技力強化、子どもから高齢者まで誰もが楽しめるボッチャの普及・効果の検証など、ボッチャがもたらす様々な効果について紹介しました。

自分では寝返りすることもままならない電動車いすの彼らが、パラリンピックで金メダル、そしてヒーローになる。想像しただけで、わくわくしてきます。このようにボッチャは“ひとの可能性”を表出できるスポーツであり、普段私たちが考えている、いわゆる「普通の概念」を根底から覆せるスポーツです。この企画が、障がい者スポーツやボッチャのことを知り、その魅力と奥深さに気づくきっかけになれば幸いです。

SDGs達成への貢献

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大阪府立大学は研究・教育活動を通じてSDGs17(持続可能な開発目標)の達成に貢献をしています。

本研究はSDGs17のうち、「3:すべての人に健康と福祉を」に貢献しています。

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